第 400 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年11月23日
兼題:「切干」(きりぼし)、「麦蒔」(むぎまき)、「籠」 ※「籠」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
400-01 やはらかく切干大根煮て迎ふ -
400-02 種々雑多気持ち入り込む麦蒔き -
400-03 坂多き馬篭の宿に時雨かな 4 流・ancapigra・勝坊・越冬こあら
400-04 麦撒を突つ切つてゆく郵便車 亜紀 4 ancapigra・早香・Yumi・紫土
400-05 麦蒔や夫は空より見てをらう -
400-06 切干やどこかで赤子泣いている 甘納豆 3 ancapigra・紫土・亜紀
400-07 古壁や切干風に揺れてをり -
400-08 麦蒔くや柵の向かふに新国道 紫土 2 流・屯
400-09 回覧板切干にほふ裏戸より Yumi 3 流・甘納豆・亜紀
400-10 切干にするには惜しき器量かな 勝坊 2 越冬こあら・紫土
400-11 三つ柏籠目橘七五三 甘納豆 1 早香
400-12 短日や籠目籠目の籠のなか ancapigra 2 流・越冬こあら
400-13 麦蒔や遠く手を振る人がいる 5 甘納豆・Yumi・紫土・亜紀・屯
400-14 籠一杯林檎紅くてすっぱくて -
400-15 麦蒔の翁のO脚山遥か 中ちゃん 1 ancapigra
400-16 駄目人間なんかじゃないが冬籠 -
400-17 切干の白の失せたる軽さかな 紫土 6 中ちゃん・甘納豆・勝坊・Yumi・亜紀・屯
400-18 切干やまろき器の多き家 -
400-19 つぶやく変色した切干見つけ -
400-20 麦蒔やどこからか風どこへ吹き ancapigra 2 早香・甘納豆
400-21 切干の煮付添へある昼御膳 中ちゃん 2 勝坊・越冬こあら
400-22 冬の日の息吐き続く蒸籠かな 紫土 1 甘納豆
400-23 霜月の籠を満たせる果実かな -
400-24 落葉掻き籠に集めて地に返へす 勝坊 2 中ちゃん・Yumi
400-25 麦蒔きのトラクターの影畝に舞う 3 流・勝坊・Yumi
400-26 道楽のごとき畑に麦を蒔く 甘納豆 3 中ちゃん・ancapigra・越冬こあら
400-27 雪来る籠りたき日の多くなり Yumi 2 早香・屯
400-28 風軒端大根みごと切り干され -
400-29 縁先に大根盛りたる籠ひとつ -
400-30 切り干しの筵拡げし農の庭 2 中ちゃん・勝坊
400-31 冬篭り買ひ物籠は山盛りに -
400-32 麦蒔いて暫し哲人顔となる 越冬こあら  5 中ちゃん・早香・紫土・亜紀・屯
400-33 出稼ぎの留守に麦踏む女衆 -
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