第 401 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成20年12月7日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
401-01 黄落やあきらめ顔の女佇つ 未貴 3 亜紀・勝坊・流
401-02 腹の上猫に貸し寝る十二月 早香 3 勝坊・ancapigra・流
401-03 風邪に臥すラジオ株式市況かな ancapigra 5 中ちゃん・甘納豆・亜紀・紫土・流
401-04 明かりのみ映す川面や温め酒 甘納豆 1 未貴
401-05 冬もみぢ廓の窓の小さきこと 紫土 2 甘納豆・Yumi
401-06 冬凪のホームに杖を響かせて 越冬こあら  5 中ちゃん・亜紀・勝坊・ancapigra・Yumi
401-07 冬帽子鏡の前に立って見る 勝坊 3 早香・屯・流
401-08 たまさかの弱音を美しく冬苺 -
401-09 着いてすぐ開く扉や十二月 -
401-10 冬ざれや赤手袋を君は振る -
401-11 声にして通ふものあり冬夕焼 未貴 3 ancapigra・紫土・屯
401-12 冬枯の土手を登ればすぐに駅 甘納豆 1 越冬こあら
401-13 君よりの雪の便りは結晶す -
401-14 嬉しげに湯気たてており冬の犬 ancapigra 4 中ちゃん・亜紀・越冬こあら・紫土
401-15 冬晴や雷門の文字詰まる 亜紀 4 早香・甘納豆・ancapigra・Yumi
401-16 鳩の糞乾ぶ碑冬ざるる -
401-17 諸々を掃き清めゆく煤払い 早香 1 中ちゃん
401-18 床暖房昼飯食つて寝てしまふ -
401-19 厳寒の街三味の音の三下がり -
401-20 見送ればきりきり冷えし指の先 Yumi 1 未貴
401-21 振り向けば座敷わらしか冬座敷 -
401-22 別れあり赤茶けている冬陽かな -
401-23 瞑想に割込んで来る師走かな 紫土 4 早香・ancapigra・未貴・屯
401-24 北風や夢二の女の柳腰 -
401-25 あれこれと手をつけたまま霜月は 早香 3 越冬こあら・Yumi・未貴
401-26 子を抱え猫を見にゆく一茶の忌 ancapigra 2 越冬こあら・屯
401-27 寒月や塀に折れたる己が影 6 早香・中ちゃん・甘納豆・亜紀・勝坊・Yumi
401-28 失いし時よときどき紅葉散る 亜紀 1 甘納豆
401-29 短日や詮無きことよ妻の愚痴 勝坊 2 越冬こあら・紫土
401-30 未知数の道の選択冬北斗 亜紀 2 早香・未貴
401-31 つくづくとペンだこ見つめ日向ぼこ -
401-32 雪跳ばす通過列車や北の駅 中ちゃん 1
401-33 木枯らしの窓の内なる二人かな 2 紫土・屯
401-34 帰路急ぐ時雨しよりの冷気かな -
401-35 ぽっくりと友逝きたまふ冬薔薇 -
401-36 晩年の今どの辺り落葉踏む 1 勝坊
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