第 415 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年6月28日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
415-01 まだ冷めぬままに飲みたり初麦茶 甘納豆 4 中ちゃん・亜紀・Yumi・こひつじ
415-02 狸寝にぎしりと鳴らし籠枕 無花果 1 甘納豆
415-03 五月雨や雷に夫婦は起こさるる -
415-04 六月の緑と黄金色の風 -
415-05 四分音符並べるようにさくらんぼ -
415-06 空梅雨やペットボトルの茶を購ふ 越冬こあら  1 紫土
415-07 無邪気なる加害者ならむトマトもぐ -
415-08 黄緑が緑に変はる青田かな -
415-09 妻豆腐買ひしついでのさくらんぼ 中ちゃん 3 早香・越冬こあら・こひつじ
415-10 空の色纏うあの人夏ショール 早香 4 流・甘納豆・亜紀・越冬こあら
415-11 地下鉄路掘るも人なり梅雨鯰 越冬こあら  3 中ちゃん・甘納豆・無花果
415-12 夏至の日は定時で上がり銀座かな 甘納豆 2 流・こひつじ
415-13 遠き日のあゐすきやんでゐ母の声 -
415-14 ポケットに入りきらない虹ひらく 無花果 1 紫土
415-15 バス停の朽ちたベンチや草いきれ -
415-16 ハイヒール女のまぶし梅雨晴れ間 -
415-17 山折りの次は谷折り夏至の雨 越冬こあら  4 中ちゃん・亜紀・Yumi・無花果
415-18 小遣ひを握りて巡る夜店かな Yumi 2 流・中ちゃん
415-19 炎昼や背中に海図滲むかな 紫土 3 甘納豆・亜紀・こひつじ
415-20 もう帰ろ夕焼けパチンと消すところ 無花果 1 紫土
415-21 蜜豆や人形町の昼下がり 甘納豆 4 早香・亜紀・紫土・越冬こあら
415-22 同日の同時刻なる遠花火 亜紀 2 甘納豆・Yumi
415-23 老いらくの恋を許して水馬 Yumi 2 流・越冬こあら
415-24 摩周湖の底に沈みし半夏生 亜紀 1
415-25 斑猫は今も生家を知る如し 1 無花果
415-26 午後深み窓の向こうは梅雨の街 1 早香
415-27 縄跳びの大波小波砂灼くる 紫土 3 中ちゃん・Yumi・こひつじ
415-28 干し方に美学のありぬ梅雨晴間 こひつじ 5 早香・Yumi・紫土・無花果・越冬こあら
415-29 じやがいもの花や野良着の母透けて 紫土 2 早香・無花果
415-30 短夜の胎児のごとく眠りけり -
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