第 419 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成21年8月23日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
419-01 コーヒーの香り漂ふ秋の朝 勝坊 2 越冬こあら・屯
419-02 八月の髪濡れてゐるスタジアム -
419-03 老体の弛みゆくかな鰯雲 無花果 6 甘納豆・勝坊・Yumi・亜紀・紫土・こひつじ
419-04 青無花果四十一まだ初手とあり -
419-05 八月に挟まっている都会人 越冬こあら  5 甘納豆・早香・Yumi・亜紀・こひつじ
419-06 牛乳の一飲みに秋宿りをり 1 中ちゃん
419-07 新豆腐掬ふ腕にて叱らるる -
419-08 放心の海まなうらにに敗戦忌 5 流・甘納豆・越冬こあら・Yumi・こひつじ
419-09 初盆の庭そこかしこ荒れ始む Yumi 1
419-10 茶がゆ炊く湯気に秋あり朝支度 3 早香・無花果・越冬こあら
419-11 子の為に死ねると思ふ遠花火 -
419-12 背中の児祭法被を着て騒ぐ 勝坊 1
419-13 人絶えて芥の浜に実浜瑰 -
419-14 夕まぐれ茄子は煮てよし焼いてよし 甘納豆 2 中ちゃん・Yumi
419-15 巻き上ぐるリール重たし秋の空 亜紀 3 甘納豆・勝坊・屯
419-16 荒れ庭や揺れるでもなし秋簾 2 無花果・紫土
419-17 涼風に揺れる新聞めくる指 早香 1 中ちゃん
419-18 気だるさが肩に納まる残暑かな -
419-19 夏掛けをまさぐる真夜となりにけり 勝坊 1 無花果
419-20 銀漢のはしつこ海を出でにけり -
419-21 「こわれもの」と記す母の荷大西瓜 こひつじ 6 甘納豆・早香・無花果・亜紀・紫土・屯
419-22 賽銭の静かに置かれ苔清水 4 勝坊・Yumi・亜紀・紫土
419-23 ご近所に工事現場が増える秋 -
419-24 雨来るか稲妻猛る別荘地 中ちゃん 1 越冬こあら
419-25 虫の音のほか無し夜道ぼんやりと 紫土 1
419-26 日没が誘ふ新涼なりしかな -
419-27 怪談を一読すれば昼寝かな -
419-28 金回り悪しき時にも虫の声 -
419-29 シートベルトかちりと締めて涼新た 亜紀 2 流・こひつじ
419-30 自治体のお帰りチャイム鰯雲 越冬こあら  6 流・無花果・勝坊・亜紀・こひつじ・屯
419-31 選挙カー虫鳴く声はかき消され 早香 1 勝坊
419-32 朝顔や今朝はわずかに赤味帯ぶ 甘納豆 1 早香
419-33 花火一発これ人生と思ひけり -
419-34 延着の各駅停車秋暑し 無花果 3 早香・越冬こあら・紫土
419-35 地下鉄で餡パン齧る夏休み 甘納豆 1 中ちゃん
419-36 秋光に連山の果て定かなり 1 中ちゃん
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