第 436 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年4月18日
兼題:「春眠」、「雀の子」、「耕運機」

No.  俳          句 作  者 選          者
436-01 春眠や取り落としたる文庫本 亜紀 3 勝坊・無花果・Yumi
436-02 春眠の中にも齢重ねけり -
436-03 春眠の寄せては返す会議室 越冬こあら  8 甘納豆・早香・勝坊・亜紀・順之介・屯・こひつじ・クリトン
436-04 雀の子長く生きよと巣に戻す -
436-05 飛び飛びにラジオ聞きつつ春眠す クリトン 6 泥亀・未貴・無花果・Yumi・紫土・こひつじ
436-06 段畑の天辺にある耕運機 泥亀  3 流・未貴・屯
436-07 春眠を無理に起こして髭を剃る -
436-08 飛び立ちて次に戸惑ふ雀の子 -
436-09 春眠の覚めてのつぺらぼうな顔 未貴 3 早香・紫土・こひつじ
436-10 春眠や猫の尾メトロノームなる Yumi 2 流・紫土
436-11 畑まで十分ドライブ耕運機 早香 1 中ちゃん
436-12 雀の子そんなに口をあけなくても 順之介 1 越冬こあら
436-13 春眠のかくり崩れぬ肘のあり 紫土 1 中ちゃん
436-14 延喜式に在りし神社や雀の子 甘納豆 1 順之介
436-15 巣より落ちいかに生くべき雀の子 -
436-16 春眠や目覚まし止めし記憶なく -
436-17 耕運機軌跡を丸く折り返す 紫土 4 早香・亜紀・中ちゃん・クリトン
436-18 春眠や母の遺せし鯨尺 泥亀  3 越冬こあら・Yumi・中ちゃん
436-19 耕運機乗りこなしてゐるうちの嫁 こひつじ 3 勝坊・順之介・屯
436-20 子雀鳴くやあつち見てこつち見て -
436-21 挨拶に歩幅合わすや耕運機 越冬こあら  4 泥亀・未貴・亜紀・クリトン
436-22 春耕や大人ばかりでつまらぬ日 -
436-23 ニンゲンが一番怖い雀の子 -
436-24 人里にすぐに慣れたる雀の子 -
436-25 小ささに踏んでしまふか雀の子 -
436-26 水浴びをする雀の子いとあはれ -
436-27 廂より子雀の声溢れをり 泥亀  3 勝坊・無花果・亜紀
436-28 鳶鳴きて春眠覚むる里の朝 1 泥亀
436-29 春眠を諦めさせる眼鏡かな こひつじ 2 無花果・越冬こあら
436-30 水飲み場逆さ蛇口に雀の子 5 甘納豆・流・早香・無花果・こひつじ
436-31 農道に土ぽとぽとと耕運機 亜紀 7 甘納豆・流・越冬こあら・Yumi・紫土・こひつじ・クリトン
436-32 真っすぐに春を鋤き込む耕運機 3 未貴・勝坊・クリトン
436-33 春泥や臆せず歩め耕運機 -
436-34 黄雀や好事魔多し学成り難し -
436-35 若妻の乗りたる赤き耕運機 -
436-36 春眠を覚ますフランスパンの音 早香 2 越冬こあら・紫土
436-37 雀の子嘴ひらき顔失くす 未貴 5 泥亀・Yumi・亜紀・中ちゃん・屯
436-38 雀の子一羽跳ねれば一羽飛び 早香 4 甘納豆・泥亀・未貴・順之介
436-39 春眠の車窓に富士の裾野のみ 甘納豆 2 順之介・屯
436-40 屈託を抱いて春眠にのまれる -
436-41 耕運機止めれば聞こゆ寺の鐘 クリトン 1 甘納豆
436-42 春眠や犬の寝言の意味深き -
436-43 耕運機五台連ねて行進す -
436-44 じいちやんの家に新品耕運機 -
436-45 耕運機まずははうすをを -
436-46 子雀や校庭に犬みつけをり -
436-47 耕運機進む後から鳥続く 勝坊 1 早香
436-48 堤防へ一心不乱耕運機 未貴 1
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