第 437 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年5月2日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
437-01 水滴の散らばり牡丹きらめかす 泥亀  1 早香
437-02 植へる場の無くも冷やかす苗木市 -
437-03 つばくろや河原に絵筆持つ一人 Yumi 1
437-04 春爛漫友禅流す街に住む 4 こひつじ・越冬こあら・亜紀・紫土
437-05 若草を滑る御柱男意気 -
437-06 春深き碗に温泉卵かな 亜紀 2 無花果・越冬こあら
437-07 諦めの心に成って夏隣 越冬こあら  3 早香・勝坊・Yumi
437-08 春惜しむ八百屋パーマ屋たい焼き屋 -
437-09 葉桜の中に残りし弾薬庫 中ちゃん 8 流・順之介・泥亀・こひつじ・Yumi・越冬こあら・亜紀・クリトン
437-10 不機嫌な気分もいつかふらここ漕ぐ 亜紀 2 未貴・中ちゃん
437-11 キーを打つ緩急卯の花腐しかな 未貴 2 無花果・紫土
437-12 雲ひとつ浮かべ岬は春の末 1 クリトン
437-13 ライラック異国生まれの君と観る 越冬こあら  2 未貴・中ちゃん
437-14 土を割る胎動ありぬ今年竹 泥亀  2 未貴・中ちゃん
437-15 爺婆のたこ焼きに降る花吹雪 -
437-16 春日傘揺らして進む人の波 -
437-17 髪に触れ髪に溶けたる春霙 4 勝坊・無花果・クリトン・中ちゃん
437-18 夜をこめて或いは光る花吹雪 -
437-19 朧夜や鼻かむ音の遠くあり 無花果 4 順之介・屯・越冬こあら・中ちゃん
437-20 裾野まで神の領域雉子あゆむ -
437-21 こぎつねも浮かれあらはる花の夜 順之介 1
437-22 鴇の巣の親鳥羽根を広げ立つ -
437-23 一湾に鏤む白帆五月来ぬ 3 早香・泥亀・紫土
437-24 春昼や遠く聴こえる鳶の笛 泥亀  2 屯・クリトン
437-25 ベランダの小さな幟孫二歳 クリトン 3 流・順之介・勝坊
437-26 母の荷に走り書きあり桐の花 こひつじ 3 未貴・屯・Yumi
437-27 ジーンズの尻に擦れし蓬かな -
437-28 草原の白蝶の羽うすみどり 早香 2 順之介・泥亀
437-29 摘草と共に我が家へたまとぽち -
437-30 ゆく春やががが噛みつくシュレッダー 紫土 1
437-31 春の風邪ひいて夫に恋をする こひつじ 2 Yumi・紫土
437-32 篭る身にゴールデンウイーク今更に -
437-33 傘さしてゆくその先の群れつつじ -
437-34 春眠し身にふはふはと羽根生えて 亜紀 3 早香・泥亀・勝坊
437-35 底引きのごとき箸かな蜆汁 -
437-36 憲兵が桜の散るをみて居たり 順之介 1
437-37 摘み草や母への道は遠くなり 無花果 2 泥亀・越冬こあら
437-38 道行けば旧家の軒に風光る -
437-39 薫風やまじめに読みし俳句本 こひつじ 2 無花果・紫土
437-40 花落ちて境内人の途絶へをり Yumi 3 未貴・勝坊・屯
437-41 風薫る分水嶺は南北に 2 こひつじ・亜紀
437-42 春の末駅まで緩い下り坂 3 早香・亜紀・クリトン
437-43 矢車の回りしままに鯉しまふ 中ちゃん 1 こひつじ
437-44 垂り枝は身を屈ませて春日傘 紫土 1 Yumi
437-45 岐路といふほどの道なし犬ふぐり 未貴 4 順之介・こひつじ・無花果・亜紀
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