第 438 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年5月16日
兼題:「古茶」、「麦の秋」、「弾」 ※「弾」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
438-01 食材の彩の弾ける夏はじめ 未貴 1 こひつじ
438-02 麦の秋外を見ている五時限目 こひつじ 5 流・早香・越冬こあら・無花果・紫土
438-03 古き茶や茶粥を炊いて母を呼び -
438-04 麦の秋おべんとBLTサンド 順之介 1 泥亀
438-05 春昼やクレー射撃の弾が散る 中ちゃん 2 順之介・亜紀
438-06 牛追うて畦道を行く麦の秋 クリトン 2 流・早香
438-07 滴りや禅寺に棲む龍に遇 -
438-08 古茶啜る昨日と同じ妻なれど 越冬こあら  5 中ちゃん・無花果・亜紀・紫土・Yumi
438-09 古茶淹れて我が身のなかの昭和なる 亜紀 4 流・未貴・越冬こあら・無花果
438-10 麦秋や旅の車窓の地平線 亜紀 5 流・越冬こあら・こひつじ・泥亀・クリトン
438-11 連弾の姉妹のショパン雲の峰 越冬こあら  3 未貴・亜紀・紫土
438-12 言はずとも新茶好むが古茶もまた -
438-13 麦秋の里に湖水の音かへる -
438-14 水玉を弾く若葉の日の光 泥亀  3 早香・クリトン・Yumi
438-15 食欲の無き日は古茶の茶漬けかな Yumi 1 中ちゃん
438-16 サイクリング讃岐平野の麦の秋 2 順之介・泥亀
438-17 古茶淹れて夫婦で飲めば丸き味 クリトン 3 中ちゃん・順之介・こひつじ
438-18 妻の留守古茶を啜りて無口なり 紫土 2 無花果・亜紀
438-19 寝(ゐね)し子を負いて畦ゆく麦の秋 中ちゃん 3 こひつじ・クリトン・Yumi
438-20 香の戻る古茶戴き庭仕事 -
438-21 嫁ぎ来て何がどれやら古茶新茶 順之介 1
438-22 衣更胸の弾力確かめて こひつじ 3 中ちゃん・紫土・クリトン
438-23 古茶を汲む真昼かすかな母の音 泥亀  1 未貴
438-24 ビアガーデン枝豆うまく弾かれて -
438-25 連弾の調子揃って風涼し 早香 1 越冬こあら
438-26 つま弾きの娘のギター庭のバラ 1 クリトン
438-27 古と吉の字面あひ似し古茶いるる 未貴 3 中ちゃん・紫土・Yumi
438-28 風乾くともビールまだまだ麦の秋 無花果 1 順之介
438-29 ポップコーン炒って弾けて夏来る 順之介 4 早香・未貴・こひつじ・泥亀
438-30 麦秋の綺羅とかがやく健康度 未貴 1 泥亀
438-31 初夏の水弾きたるボンネット 亜紀 2 順之介・越冬こあら
438-32 古茶の香や転職ばなし謝絶する 1 無花果
438-33 母の日よ弾む心を抑えつつ -
438-34 夏来るや弾創残る赤レンガ 紫土 2 未貴・Yumi
438-35 穂の印猫の額に麦の秋 -
438-36 麦の秋花色畑引締めぬ -
438-37 古茶で済む気の合ふ友のありにけり -
438-38 微笑は横に一列麦の秋 越冬こあら  2 早香・亜紀
438-39 麦秋をロバのパン屋がのんびりと -
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