第 439 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年5月30日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
439-01 競べ馬駄々っ子のごとパドックへ -
439-02 エコロジーげんのしょうこの花の色 -
439-03 朝の茶に茶柱立てり若葉寒 -
439-04 虎が雨歌舞伎座柵に覆われて 甘納豆 4 こひつじ・順之介・亜紀・Yumi
439-05 紫陽花とでんでんむしは両想ひ 泥亀  1
439-06 髪洗ひつつゆっくりと透けてゆく 無花果 3 こひつじ・泥亀・越冬こあら
439-07 風薫る坂本龍馬伝読んで -
439-08 時屋にてあんみつ崩すひとときよ 順之介 3 甘納豆・中ちゃん・無花果
439-09 春過ぎてローカル線ににはか雨 中ちゃん 1
439-10 青葉照る博物館の瓦屋根 甘納豆 2 早香・中ちゃん
439-11 教室の後ろに控へをり金魚 亜紀 1 甘納豆
439-12 満ち足りて今年も薄着五月かな -
439-13 たつぷりの葱と生姜で初鰹 -
439-14 黒南風に潮の香を嗅ぐ帰郷かな 3 順之介・Yumi・クリトン
439-15 瓦斯灯に模せし街灯夏の月 甘納豆 2 流・亜紀
439-16 青嵐最終回の大団円 越冬こあら  1 早香
439-17 卯の花やままよと放り出す細事 亜紀 1 こひつじ
439-18 若葉風木々のおしゃべり運ぶ風 早香 2 泥亀・順之介
439-19 長女来て勝手に食うや水ようかん 順之介 4 中ちゃん・無花果・越冬こあら・クリトン
439-20 かたつぶり這ひし尾の跡交差せり 1 クリトン
439-21 猫拾う夢見た夜は明け易く 早香 1 Yumi
439-22 走り梅雨差込み口の無表情 越冬こあら  4 甘納豆・泥亀・無花果・亜紀
439-23 鉄線の花は下から順に咲き クリトン 1 越冬こあら
439-24 万緑や風となりたる人力車 泥亀  3 流・早香・無花果
439-25 そっと着てそっと脱ぎます白い服 順之介 4 こひつじ・甘納豆・越冬こあら・Yumi
439-26 蛍わが胸にとまればそのままに こひつじ 1 亜紀
439-27 七回忌墓石を濡らす走り梅雨 2 越冬こあら・クリトン
439-28 里山の新樹縫ひつつ道くねり -
439-29 町中が緑ひといろ五月尽 早香 1 順之介
439-30 芍薬や心はいつも揺れてをり Yumi 1 早香
439-31 夏木立かあちやんいつも話好き Yumi 1 泥亀
439-32 晴渡る華燭の典や薔薇の門 -
439-33 あいすくりん頼みて古き喫茶店 Yumi 7 こひつじ・甘納豆・中ちゃん・泥亀・無花果・亜紀・クリトン
439-34 冷蔵庫ドアに備忘のメモ二枚 クリトン 5 流・早香・中ちゃん・順之介・Yumi
439-35 栗の香に顔赤らめるデートかな -
439-36 青あらし波は裏地を見せてをり -
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