第 442 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年7月11日
兼題:「麦茶」、「合歓の花」、「集金」 ※「集金」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
442-01 野暮用の山ふたつ越ゆ合歓の花 未貴 2 早香・紫土
442-02 合歓の花探し求めて山里へ -
442-03 遅配達まつて麦茶のぬるくなり 無花果 2 早香・順之介
442-04 茣蓙(ござ)敷いて笑ひし合歓の花の下 -
442-05 集金に回る日盛り路地微風 2 早香・中ちゃん
442-06 ミス続く仕事帰りや合歓の花 こひつじ 1 中ちゃん
442-07 まだ少し眠たき体合歓の花 -
442-08 流水の薬缶から注ぐ麦茶かな クリトン 3 流・無花果・順之介
442-09 一斉に喉を鳴らして麦茶飲む 泥亀  1 クリトン
442-10 ぬき足の集金人や昼寝覚 -
442-11 いつせいに喉仏見せ麦茶干す 未貴 3 泥亀・中ちゃん・紫土
442-12 薬缶ごと盥に浮かす麦茶かな 紫土 4 流・無花果・亜紀・こひつじ
442-13 朝風に溶け出すがごと合歓の花 -
442-14 豚の児が5杯めを注ぐ麦茶かな 順之介 1 クリトン
442-15 香ばしき湯気いっぱいに麦茶沸く こひつじ 3 泥亀・クリトン・未貴
442-16 ポーションの麦茶溶けてゆく午後三時 -
442-17 冷し酒注げば集金ですの声 越冬こあら  5 流・無花果・亜紀・こひつじ・中ちゃん
442-18 五階建て団地集金先や汗 -
442-19 集金の先でたうもろこし貰ふ 未貴 4 泥亀・順之介・亜紀・こひつじ
442-20 花合歓や終まで聞けぬ子守唄 紫土 3 クリトン・無花果・越冬こあら
442-21 夕立に濡れた手の集金袋 早香 1 中ちゃん
442-22 日焼けあと掻き掻き来たる集金人 無花果 2 流・紫土
442-23 梅雨晴れや自転車駆って集金に クリトン 1 早香
442-24 水底に木の影よぎる合歓の花 泥亀  2 流・未貴
442-25 手から手へやかんが回る麦茶かな 中ちゃん 6 早香・クリトン・順之介・亜紀・こひつじ・越冬こあら
442-26 花合歓や人の数だけ神は居り 越冬こあら  2 順之介・紫土
442-27 寝むつかる稚児の上に合歓の花 -
442-28 集金の黒き鞄や梅雨夕焼 亜紀 1 越冬こあら
442-29 もも色の耳こそばゆし合歓の花 無花果 4 泥亀・こひつじ・越冬こあら・紫土
442-30 日の盛りの手提重たき集金日 -
442-31 鼻筋の通った人と飲む麦茶 越冬こあら  2 未貴・亜紀
442-32 合歓の花怒り鎮まり眠りくる 早香 1 無花果
442-33 集金を出したのでアイス買えない -
442-34 梅雨押して集金人の真面目なリ -
442-35 坂道を登りて来たる麦茶かな 亜紀 2 未貴・越冬こあら
442-36 もてなしの麦茶に宿る日本かな 2 泥亀・未貴
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