第 443 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年7月25日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
443-01 梅雨明やボール蹴る子と受ける子と クリトン 3 中ちゃん・無花果・亜紀
443-02 八月のレールの音を聞いてゐる 亜紀 3 泥亀・早香・越冬こあら
443-03 風鈴が飛ばされんかと鈴しまふ -
443-04 のうぜんや呪文のやうに午後は過ぎ 未貴 4 流・紫土・越冬こあら・亜紀
443-05 老犬やこの夏越せぬかも知れぬ -
443-06 色褪せし本棚の本蝉しぐれ 亜紀 2 未貴・クリトン
443-07 大西日部屋の四隅の綿埃 早香 3 泥亀・未貴・クリトン
443-08 ヤマイダレ押し寄せて来る真夏です -
443-09 偉丈夫の蜜豆の蜜吸い終えし -
443-10 あめんばう音なく雲の移りゆく 未貴 3 泥亀・中ちゃん・亜紀
443-11 背泳の空濡らしたる腕かな 紫土 4 流・中ちゃん・無花果・クリトン
443-12 白玉を餡で汚して食べにけり こひつじ 3 中ちゃん・紫土・亜紀
443-13 機と影が合体夏の着陸路 4 泥亀・早香・未貴・こひつじ
443-14 魂を絞り出したる花火かな -
443-15 梅雨明けや隔離病舎の靴の音 泥亀  2 流・越冬こあら
443-16 黒潮号発車ホームの炎暑かな 2 無花果・クリトン
443-17 無重力めく手足プールウォーキング -
443-18 蜜豆や甘味処の夏暖簾 中ちゃん 1 早香
443-19 我が打つ蚊よ我を打つ手のひらよ -
443-20 炎天や電気自転車小憎らし -
443-21 言う程の病歴も無し夏生まれ 越冬こあら  4 早香・無花果・こひつじ・紫土
443-22 それぞれの噂持ち寄る夏休み 泥亀  1 紫土
443-23 天花粉まぶされし子の尻まるく -
443-24 肉球に残る暑さを拭いやる 越冬こあら  4 未貴・クリトン・こひつじ・亜紀
443-25 夏の月夜空を待っているような 早香 1
443-26 峰雲や空気押上ぐ空気入 -
443-27 白花の多き公園夾竹桃 クリトン 1 泥亀
443-28 張つてすぐ響く白帆や夏休み 未貴 3 中ちゃん・紫土・越冬こあら
443-29 水底を光流るる大南風 -
443-30 宮様と爺様並ぶ夏座敷 紫土 3 流・早香・こひつじ
443-31 滴りや別荘遠く建てしこと 中ちゃん 1 越冬こあら
443-32 鯉消えて布袋草ただ揺れてをり クリトン 1 未貴
443-33 徒歩八分階段ホーム冷房車 越冬こあら  2 無花果・こひつじ
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