第 445 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年8月22日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
445-01 石清水帽子小脇に顔洗う 2 流・順之介
445-02 背伸びしてそれでも蝉にあとちょっと こひつじ 2 早香・亜紀
445-03 追加オーダーすぐに通らぬ残暑かな 亜紀 2 無花果・屯
445-04 炎天といふ地獄へと落ちて行く -
445-05 独行のサイクリングや昼の月 2 順之介・越冬こあら
445-06 秋暑し誕生石はみどり色 無花果 1 紫土
445-07 玄関に下足余れる晩夏かな 紫土 1 未貴
445-08 自転車に秋の空気を注入す 6 泥亀・順之介・無花果・屯・紫土・こひつじ
445-09 メロメロの汁いつぱいのメロンかな -
445-10 自販機の灯のほの暗き夜長かな 3 泥亀・亜紀・屯
445-11 靫草まだ持っている秘密基地 -
445-12 涼風の通る窓下猫と分け 早香 1 順之介
445-13 宿の灯のとどかぬ闇の遠蛙 4 流・未貴・紫土・こひつじ
445-14 人体の沸点近し残暑かな -
445-15 壁の絵は右上がりにて夏終わる -
445-16 花火音のみ留守電に残されし 未貴 3 流・亜紀・越冬こあら
445-17 冷えすぎし西瓜ひとりの卓に食む 亜紀 2 順之介・こひつじ
445-18 水打ちて水打ちてなほ不安かな -
445-19 干柿やみんな不良少年だった 越冬こあら  1 泥亀
445-20 桃食つて何かに後ろめたきかな 無花果 1 亜紀
445-21 秋暑し東京銀座数寄屋橋 越冬こあら  1 泥亀
445-22 雲の峰崩れて街に灯のともる 1 早香
445-23 臨月の腹に手をやり夜の秋 順之介 1 こひつじ
445-24 秋螢鳴らぬ携帯履かぬ下駄 -
445-25 濁音であひるが鳴いて極暑かな 未貴 2 無花果・早香
445-26 一本は回帰の樹なり赤とんぼ 未貴 1 紫土
445-27 グラス跡残る卓上秋暑し 早香 6 流・無花果・未貴・屯・紫土・こひつじ
445-28 花木槿風軽やかに歩を合わす 泥亀  1 早香
445-29 突き詰めてゆくも人生吾亦紅 亜紀 2 未貴・越冬こあら
445-30 砂浜のまろき硝子よ夏の果 順之介 2 流・屯
445-31 苦瓜の名前に負けぬ面構へ 紫土 4 泥亀・早香・未貴・越冬こあら
445-32 三伏や軍艦島は眠りをり 泥亀  3 無花果・亜紀・越冬こあら
445-33 日盛りや黒き傘やや傾けて -
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