第 449 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年10月17日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
449-01 父ちやんが帰つて来ない秋祭 紫土 3 越冬こあら・こひつじ・亜紀
449-02 十月の壁に針金衣紋掛 越冬こあら  5 流・こひつじ・早香・中ちゃん・亜紀
449-03 秋の海砂に溶けゆく足の跡 -
449-04 にごりざけ漢の本音つもり行く -
449-05 昼顔の残つてゐたる空の青 紫土 1 順之介
449-06 ラ・フランスくるりと剥いてひとつ食べ -
449-07 来し方をブログに綴る夜長かな 1
449-08 秋麗や洗濯竿の凹凹凹 紫土 2 順之介・早香
449-09 鈴虫や真白き紙に描く自画像 -
449-10 待つ人の居る家路かな虫りんりん こひつじ 1 順之介
449-11 鐘楼の軒端に昼の月白し 4 泥亀・早香・中ちゃん・未貴
449-12 何だかだ言うて新米などくれて 順之介 3 五穀米・中ちゃん・紫土
449-13 薄紅葉吊橋遠く吊つてあり 中ちゃん 1 未貴
449-14 運動会終わる校庭鴉二羽 早香 1 越冬こあら
449-15 刈り初めは風に倒れし稲穂から こひつじ 7 流・五穀米・中ちゃん・未貴・屯・亜紀・紫土
449-16 そぞろ寒はじける声の朝市場 1 泥亀
449-17 ピーナツツその恰好と本質と -
449-18 秋の日や千切れさうなる蝶の翅 -
449-19 稲雀翔びそれぞれの寝ぐらへと -
449-20 ローラーの顔均しをりちちろ虫 -
449-21 点線に沿うて紙切る野分かな 亜紀 5 五穀米・順之介・早香・未貴・紫土
449-22 秋深し池にお堂の影揺れる 1 泥亀
449-23 我が肩を抱きて過ごす秋の午後 早香 1 こひつじ
449-24 遠山の懐(フトコロ)広し秋の昼 -
449-25 蔵壁の影軽くせり柿もいで 未貴 6 五穀米・泥亀・中ちゃん・屯・亜紀・紫土
449-26 新走醤油お刺身箸袋 越冬こあら  1
449-27 湯上りの不敵な歩幅体育日 五穀米 3 流・順之介・越冬こあら
449-28 長き夜時代小説もう少し 早香 1 泥亀
449-29 残暑とは言ひえしものよ車窓開け -
449-30 秋風や老ひたる犬のあばら骨 こひつじ 1 亜紀
449-31 秋鯖の世俗な展開を食らふ 五穀米 3 越冬こあら・こひつじ・未貴
449-32 盛装の案山子の肩や村興し 未貴 5 流・五穀米・越冬こあら・早香・屯
449-33 運動会ピストル音に後退り -
449-34 愛想なき君が笑ふや温め酒 順之介 3 こひつじ・屯・紫土
449-35 秋麗の犬の尻尾の左巻き -
449-36 身にしむや葬告ぐ文の女文字 -
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