第 450 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年10月31日
兼題:「初時雨」、「茶の花」、「稲穂」

No.  俳          句 作  者 選          者
450-01 クレームもあり成約もあり初時雨 甘納豆 2 五穀米・流
450-02 村を抱く風の道あり稲穂波 4 こひつじ・Yumi・クリトン・流
450-03 茶の花や有縁無縁は紙一重 未貴 1 泥亀
450-04 画用紙に滴る金や稲穂波 無花果 2 甘納豆・クリトン
450-05 改札を飛び出してきて初時雨 無花果 2 中ちゃん・屯
450-06 初時雨猿かたまつて眠りたり 紫土 2 甘納豆・越冬こあら
450-07 茶の花や見え隠れする背負い籠 泥亀 2 早香・屯
450-08 茶の花や日暮れにかすむ山の裾 順之介 1 泥亀
450-09 山あいの稲穂さかさに干されたる -
450-10 茶の花の開いて神の戻りけり 紫土 1 無花果
450-11 稲の穂やユニゾンに入る大合唱 越冬こあら  2 甘納豆・順之介
450-12 臨月は重心低き稲穂垂る -
450-13 倫敦は曇天なりや初時雨 越冬こあら  3 甘納豆・順之介・流
450-14 茶の花と教えし人の笑窪かな 2 五穀米・中ちゃん
450-15 茶の花や婆呼びにくる婆の声 無花果 4 順之介・Yumi・亜紀・越冬こあら
450-16 飛び飛びに鳥が降り来る稲穂波 順之介 2 泥亀・紫土
450-17 茶の花のげに必然と咲くばかり -
450-18 茶の花や無駄なことなどなにもなき 亜紀 1 早香
450-19 初時雨あと一仕事残しけり こひつじ 5 五穀米・無花果・早香・クリトン・中ちゃん
450-20 初しぐれ軒はみ出せる鉢のもの 未貴 2 Yumi・紫土
450-21 初時雨磨きし爪のつやつやと -
450-22 生垣に茶の花咲かす知らぬ家 -
450-23 石段を登れば小詞初時雨 クリトン 3 無花果・Yumi・屯
450-24 茶の花の蘂まで描いて一日過ぐ 越冬こあら  5 未貴・Yumi・クリトン・亜紀・紫土
450-25 掌中に浮かぶ思い出お茶の花 早香 1 未貴
450-26 遠き日の夢の欠片に初時雨 -
450-27 校庭の小さき田圃稲穂垂る クリトン 3 順之介・越冬こあら・流
450-28 茶の花に匂いあるかと鼻をつけ -
450-29 茶の花や多摩に小川の幾筋も -
450-30 初時雨まさに茶房を出るところ -
450-31 茶の花や一人身のまま老いてゆく Yumi 5 こひつじ・順之介・クリトン・亜紀・越冬こあら
450-32 稲穂ひと房リュックサックに挿してあり 甘納豆 2 五穀米・中ちゃん
450-33 旅終わる乗り換え駅は初時雨 1 泥亀
450-34 茶の花や墓地へと続く切通し -
450-35 電線にカラスの孤独秋時雨 泥亀 1 紫土
450-36 家建って稲穂の波は記憶へと -
450-37 刈る前に稲穂の粒を数へけり こひつじ 3 未貴・中ちゃん・屯
450-38 平屋根に沁み入るやうに初時雨 Yumi 1 甘納豆
450-39 里山の匂ひ香ばし初時雨 順之介 2 早香・屯
450-40 山影のかぶさって来る稲穂かな 泥亀 5 未貴・こひつじ・無花果・亜紀・流
450-41 満場の拍手喝采稲穂波 亜紀 2 五穀米・早香
450-42 初時雨迷い込みたる古都の露地 1 泥亀
450-43 校章と同じ稲穂の黄金なる Yumi 1 紫土
450-44 初時雨行きつ戻りつ待つ帰り -
450-45 稲穂波視界さえぎる何もなし -
450-46 光浴ぶ今日の稲穂を見にゆかむ 五穀米 2 未貴・こひつじ
450-47 納屋母屋稲穂の原の生家かな 4 こひつじ・無花果・亜紀・越冬こあら
450-48 茶の花やあつけらかんと実をつけて -
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