第 451 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年11月14日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
451-01 背を丸め歩く頭上の冬の月 早香 3 未貴・こひつじ・流
451-02 小春なり仕事半ばで放り出す -
451-03 鉢植ゑのみづみづしくて路地小春 -
451-04 一隅は穴だらけなり大根畑 中ちゃん 3 紫土・五穀米・こひつじ
451-05 凍蝶や四角き部屋に独りなり 順之介 1 泥亀
451-06 あけび熟れ野生の笑みをこぼすなり 未貴 2 順之介・越冬こあら
451-07 セルリーのレシピ無くして齧るのみ 五穀米 1 泥亀
451-08 結ぶものあれこれありぬ冬構へ 紫土 7 順之介・未貴・早香・中ちゃん・亜紀・こひつじ・越冬こあら
451-09 牛丼かカレーか迷ふ冬日かな -
451-10 サーバーの込み合つてをり冬の鵙 未貴 3 亜紀・泥亀・流
451-11 冬の壁冬の形の日本地図 越冬こあら  1 早香
451-12 かじけ猫抱けばきゅうと鳴きにけり 順之介 2 五穀米・流
451-13 万歳をして寝る癖や干布団 こひつじ 3 中ちゃん・泥亀・流
451-14 北風に鉄塔凛と立つ峠 2 順之介・越冬こあら
451-15 北風に踏み込む踏み込むペダルかな 1 紫土
451-16 抱かれて涙こぼるる小春かな こひつじ 1 泥亀
451-17 手の皺の赤き縁取そぞろ寒 紫土 1 早香
451-18 虫喰ひのどんぐり振れば殻空虚 -
451-19 小言言ふ母は御機嫌おでん鍋 -
451-20 冷蔵庫設定弱へ冬に入る -
451-21 焼藷を食べ思ひ出し笑ひかな 五穀米 6 順之介・早香・紫土・中ちゃん・亜紀・こひつじ
451-22 霜焼けに息吹きかけておまじない -
451-23 教会のピアノはショパン冬木の芽 泥亀 1
451-24 飲む程に女三角おでんは四角 越冬こあら  2 紫土・五穀米
451-25 小春日の山峡母を道連れに -
451-26 胡桃割る割るだけ割つて忘れけり 亜紀 4 未貴・紫土・中ちゃん・五穀米
451-27 丸顔が帰ったあとも冬ぬくし 越冬こあら  6 順之介・早香・中ちゃん・亜紀・五穀米・こひつじ
451-28 新米のおかず塩辛だけでよし -
451-29 用なくて只ここにゐるラ・フランス 亜紀 2 未貴・越冬こあら
451-30 冬萌や讃岐うどんのアルデンテ -
451-31 接種して冬三日月の敏感な 未貴 1 越冬こあら
451-32 熟柿皮一枚の緊張感 -
451-33 紀三井寺降りる石段冬の旅 2 未貴・亜紀
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