第 453 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年12月12日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
453-01 セルフレジジングルベルが繰り返す 3 順之介・紫土・亜紀
453-02 午前様だあれもいない冬座敷 -
453-03 椅子の背の傾斜の如き十二月 -
453-04 回り道して山茶花を確かめる 五穀米 2 越冬こあら・屯
453-05 子ら育ち巣立ちし縁の小春かな -
453-06 もぎとれぬ空のありけりレノンの忌 亜紀 3 未貴・越冬こあら・紫土
453-07 バス停にひと待ちをれば冬紅葉 亜紀 3 泥亀・早香・越冬こあら
453-08 冬木の芽こつんと命うまれけり 泥亀  2 流・こひつじ
453-09 綿虫や己が光りをこぼしゆく 泥亀  1
453-10 着膨れて達磨プーさん朝青龍 -
453-11 頬ばって隅の席なる冬日向 未貴 1 五穀米
453-12 先つちよは夜空属す聖樹かな 紫土 1 中ちゃん
453-13 残れるは大手門のみ冬紅葉 4 中ちゃん・順之介・泥亀・こひつじ
453-14 おかめうどん運ばれて来る小春かな 亜紀 3 順之介・早香・屯
453-15 煩悩もひとつの命帰り花 2 泥亀・五穀米
453-16 ひとひらの落葉に二人して笑ふ -
453-17 雪国の便り待てずに旅支度 -
453-18 冬枯れの山温むる朝日かな 3 順之介・早香・亜紀
453-19 餅食べて次の仕事を忘れけり 五穀米 2 越冬こあら・こひつじ
453-20 タクシーの客待つ列や忘年会 中ちゃん 1
453-21 家中に七つの時計師走くる 未貴 4 流・中ちゃん・早香・紫土
453-22 国境は地図上の線イマジン忌 紫土 1 亜紀
453-23 マスクして福耳映すウィンドウ 未貴 3 中ちゃん・越冬こあら・こひつじ
453-24 空っ風シャッター鳴らし抜けて行く -
453-25 しのばずの鴨勝気なる一羽かな 順之介 2 流・泥亀
453-26 漕ぎ出せば道を開けたる鴨の群 中ちゃん 2 未貴・五穀米
453-27 ワイパーでしばらく遊ぶ枯葉かな こひつじ 3 未貴・紫土・屯
453-28 冬の朝他人行儀な新聞紙 越冬こあら  1 泥亀
453-29 伝言は早送りして年の暮れ 早香 5 流・五穀米・紫土・こひつじ・亜紀
453-30 着膨れて失敗笑ひ飛ばしけり -
453-31 山茶花や働く声のこぼれゐて 泥亀  2 未貴・亜紀
453-32 新色の口紅つけてマスクかな -
453-33 日めくりのメモ紙増えて十二月 早香 1
453-34 冬帽子脱いで白髪の二三本 紫土 1 五穀米
453-35 等高線描く棚田の秋高し 2 順之介・未貴
453-36 句碑光る銀杏落葉の野球場 順之介 2 中ちゃん・早香
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