第 454 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成22年12月26日
兼題:「笹鳴」(ささなき)、「冬菜」、「伝」 ※「伝」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
454-01 冬菜茹でくれし女の赤だすき 中ちゃん 1 クリトン
454-02 笹鳴や線香あげて帰らうか 順之介 2 早香・亜紀
454-03 道問えば冬菜畑越し指ささる 1 中ちゃん
454-04 ざつくりと切れば冬菜の喜べり -
454-05 笹鳴や木は息つめて聴いてをり 泥亀  5 流・クリトン・屯・Yumi・亜紀
454-06 冬の夜の以心伝心チョコレート 越冬こあら  1 早香
454-07 笹鳴や今は冷え込む相場かな -
454-08 笹鳴や枝雀落語のきりもなし -
454-09 笹鳴やさすらい心抱きて寝る 1
454-10 ルカ伝を読みて嬉しき聖夜かな -
454-11 掃納伝へていない事ばかり こひつじ 7 流・早香・順之介・屯・Yumi・越冬こあら・亜紀
454-12 卓袱台の上に伝言冬夕焼 -
454-13 笹鳴や無口な奴と呼ばれたし 越冬こあら  2 五穀米・Yumi
454-14 冬菜買ふ本日佳日と記すため 五穀米 2 早香・こひつじ
454-15 湯切りして水に冬菜のあをあをと 亜紀 1 未貴
454-16 懐手宣伝カーの走り去る 2 順之介・五穀米
454-17 駅伝の中継地点白き息 こひつじ 2 早香・クリトン
454-18 玄関に冬菜どっさり電話する 2 泥亀・越冬こあら
454-19 笹鳴や人影見えぬ乳児院 Yumi 2 中ちゃん・亜紀
454-20 蒼天に笹鳴き働く手を止めり -
454-21 どつしりと水含みたる冬菜かな -
454-22 冬座敷爺が語るは武勇伝 Yumi 4 順之介・中ちゃん・屯・こひつじ
454-23 笹鳴の聞こえる里の日和かな クリトン 3 泥亀・順之介・屯
454-24 待ってたと雪舞ふ駅の伝言板 クリトン 4 泥亀・こひつじ・越冬こあら・未貴
454-25 妻病んで冬菜つついてゑひもせす -
454-26 伝令が水を飲みほす冬月夜 順之介 1
454-27 言い伝え守る村々年用意 早香 5 クリトン・中ちゃん・屯・こひつじ・Yumi
454-28 土曜日のバザールあざやかな冬菜 順之介 1 五穀米
454-29 塩梅に冬菜の青さ現れる 早香 3 中ちゃん・こひつじ・未貴
454-30 ちゃぶ台にあを色あせし冬菜かな -
454-31 笹子鳴く夜は隣りに潜んでる 早香 3 泥亀・五穀米・Yumi
454-32 笹鳴や腰の高さのすべり台 未貴 3 流・越冬こあら・亜紀
454-33 伝言のふるへてゐたり冬の薔薇 -
454-34 土付きの冬菜売れゆく道の駅 クリトン 1 泥亀
454-35 伝書鳩翔ばす大会冬日和 中ちゃん 1 未貴
454-36 いつ採ろか冬菜の色を見つめをり 泥亀  1 五穀米
454-37 水鳥のつと逃れゆく伝馬船 泥亀  1 未貴
454-38 人伝に離婚と聞きし暮れの街 3 順之介・クリトン・越冬こあら
454-39 笹鳴の中うたた寝す茶の間かな -
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