第 455 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成23年1月9日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
455-01 返信のメール来ぬまま夜更け雪 1 越冬こあら
455-02 最後尾より列に付き初詣 -
455-03 炊出しのカレーの匂ふ初仕事 泥亀  3 五穀米・亜紀・紫土
455-04 大耳な干支の石けん初明り -
455-05 正座して初場所見ゆるハイビジョン -
455-06 強者とは恋に勝つもの実南天 -
455-07 瞬きは常より速し寒の星 3 泥亀・中ちゃん・屯
455-08 冬星座結ばれてゐるわたしたち 順之介 1 泥亀
455-09 除夜の鐘撞きて今年を忘れざる 紫土 1 五穀米
455-10 門松の切り口長き楕円かな 甘納豆 3 中ちゃん・こひつじ・屯
455-11 百代の道の上かな年新た 紫土 5 五穀米・甘納豆・早香・中ちゃん・未貴
455-12 初空や翔ぶ鳥は何バイク旅 -
455-13 冬月夜互いの電車に揺られけり 順之介 1 紫土
455-14 故郷の香りの届く賀状かな 泥亀  1 順之介
455-15 あの人はだうされたのか賀状来ず 中ちゃん 3 未貴・こひつじ・亜紀
455-16 「福」の字が街に溢るる去年今年 こひつじ 3 五穀米・甘納豆・順之介
455-17 方丈に詫助一枝りんと坐す -
455-18 初あかり詩の断片を語りそむ 亜紀 1 早香
455-19 行列のみるみる長し年の暮 亜紀 4 泥亀・順之介・越冬こあら・紫土
455-20 息はづむ走者ま近に三日なり 未貴 3 甘納豆・中ちゃん・亜紀
455-21 瀬戸内や一刻ほどは雪となる 甘納豆 3 流・こひつじ・屯
455-22 忘れたきことは忘れず年明くる -
455-23 俗を生き道を修めむ白兎 -
455-24 寒晴の光眩しき競技場 順之介 3 流・未貴・屯
455-25 風邪熱にドミノのやうに寝込みけり こひつじ 2 中ちゃん・紫土
455-26 若水を汲むよろこびの白き指 1 泥亀
455-27 行楽や客船揺るる去年今年 中ちゃん 1
455-28 我先に寝間に急ぐや初夢の -
455-29 はんなりと京の露地裏雪だるま 泥亀  2 越冬こあら・亜紀
455-30 ふたりなら足し算ではなく雑煮椀 -
455-31 初句会終へて番茶で乾杯す こひつじ 1 甘納豆
455-32 出初め式タワー従えた梯子乗り -
455-33 秒針の無き古時計冬の雷 5 流・早香・未貴・こひつじ・亜紀
455-34 五日朝掃除機の音逃げる猫 早香 3 流・甘納豆・順之介
455-35 冬晴れの日差し山鳩の鳴き声 早香 2 泥亀・順之介
455-36 せっかちと気長のあはひ七日粥 未貴 4 五穀米・早香・こひつじ・紫土
455-37 同僚より坂の写真の年賀状 甘納豆 1 越冬こあら
455-38 山茶花の垣根の道は下り坂 4 早香・未貴・屯・越冬こあら
455-39 終わりなき夜の終わりの犬の顔 -
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