第 457 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成23年2月6日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
457-01 唇のうすら腫れたる夕霧忌 -
457-02 操車場に電車は眠り冴返る 中ちゃん 3 流・泥亀・早香
457-03 常ならず赤き夕陽や冬尽きる -
457-04 要件を聞き逃したるヒヤシンス 亜紀 5 未貴・中ちゃん・五穀米・紫土・越冬こあら
457-05 体じゅう痒くて痒くて鬼やらひ 未貴 3 流・亜紀・紫土
457-06 歳時記の頁若返らせて春 越冬こあら  4 順之介・中ちゃん・こひつじ・亜紀
457-07 立春のブロック塀より犬の鼻 紫土 8 流・早香・順之介・未貴・中ちゃん・こひつじ・亜紀・越冬こあら
457-08 見送られみるみる遠景冬木立 未貴 1
457-09 石垣に囲まれし庭ふきの薹 -
457-10 「お」を付けて受験をしたる時代かな こひつじ 1 五穀米
457-11 取つ手ひやりと早春の扉かな 亜紀 4 泥亀・中ちゃん・五穀米・越冬こあら
457-12 立春の朝二桁になる室温 -
457-13 春泥や行きつ戻りつボール蹴る 泥亀 2 流・紫土
457-14 偏頭痛白き空から黒き雪 -
457-15 立春の米念を入れ研ぎにけり -
457-16 家計簿や辻褄の合ふ蜆汁 泥亀 4 順之介・中ちゃん・こひつじ・越冬こあら
457-17 水仙の香のむせかへる厠かな -
457-18 八尾御坊明けの鐘聞く春隣り 2 順之介・未貴
457-19 忽然と白馬あらはる春の月 亜紀 1 泥亀
457-20 年の豆いつしか歯より多くなり -
457-21 春寒や長椅子に身を固くして 順之介 2 亜紀・紫土
457-22 同じでも同じにあらず春の闇 2 早香・五穀米
457-23 立春のあけっぴろげの空仰がん 越冬こあら  2 泥亀・五穀米
457-24 まだ夢の中で朱欒の立たされて -
457-25 追儺豆ひろふ運動不足かな 未貴 2 順之介・紫土
457-26 別れ際泣いたことあり恋の猫 -
457-27 マーガリンとメモして建国記念の日 五穀米 1 こひつじ
457-28 淡き春白い月ある夜明け前 早香 2 泥亀・未貴
457-29 キャスターの春の衣装の頓珍漢 五穀米 1 越冬こあら
457-30 恋猫は隣の屋根に移りしか -
457-31 浅き春娘ふたりと嫁ひとり 越冬こあら  1 早香
457-32 春めいてあやふく羽根が開きさう 順之介 4 早香・未貴・こひつじ・亜紀
457-33 雪だるま泣くだけ泣いて萎びけり -
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