第 458 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成23年2月20日
兼題:「春浅し」、「紅梅」、「犬」 ※「犬」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
458-01 春浅き森に明るき広場かな -
458-02 引っ張られ春泥を掻く犬の足 甘納豆 2 流・クリトン
458-03 熊野路の坂に紅梅匂ひたち クリトン 1
458-04 病院の明かりが見えて春浅し 中ちゃん 1 越冬こあら
458-05 なうなうと告げる携帯春浅し 紫土 1 こひつじ
458-06 寝姿の楕円崩れず春浅し 早香 2 甘納豆・越冬こあら
458-07 人と犬余寒の朝を走りけり 中ちゃん 2 泥亀・早香
458-08 夕暮の陽を集めゐる紅梅花 泥亀  1
458-09 春昼や後足で掻く犬の耳 越冬こあら  1 紫土
458-10 ララらしき足あとありぬ犬ふぐり -
458-11 膝ほどの紅梅なれど花をつけ 中ちゃん 1 泥亀
458-12 陽だまりに星屑のある犬ふぐり 泥亀  2 順之介・紫土
458-13 置き去りの車の犬や東風強し -
458-14 紅梅や濡れて波うつ屋根瓦 未貴 3 中ちゃん・泥亀・こひつじ
458-15 春浅き駐輪場は風強し 2 早香・越冬こあら
458-16 砂浜の波のしぐさや春浅き 泥亀  2 順之介・甘納豆
458-17 たよりなき花びらのいろ春浅し こひつじ 2 泥亀・順之介
458-18 升ひとつ埋らぬパズル春浅し 亜紀 4 早香・未貴・クリトン・紫土
458-19 料峭や抱かせてもらふ黒き犬 未貴 1 亜紀
458-20 雪の苑犬に引かれて老一人 -
458-21 紅梅や猫の四五匹寄りゐたり -
458-22 淡雪や犬の尻尾の千切れさう 紫土 2 早香・未貴
458-23 紅梅や茶筅花咲くやうに立て 紫土 5 中ちゃん・未貴・甘納豆・亜紀・クリトン
458-24 紅塗れば犬歯に付きし余寒かな こひつじ 3 流・順之介・甘納豆
458-25 二分後にまた鳴る時計浅き春 越冬こあら  6 中ちゃん・未貴・甘納豆・こひつじ・亜紀・紫土
458-26 春の日は犬走りにも軒下の -
458-27 紅梅やお国言葉に温もりて 亜紀 1 越冬こあら
458-28 春さむや赤子のやうに犬を抱き 順之介 3 中ちゃん・こひつじ・クリトン
458-29 春浅し千六本を五百まで 未貴 2 亜紀・紫土
458-30 富士浮かぶ遠藤原の春浅し -
458-31 白煙の畑に立ちて春浅し クリトン 2 早香・こひつじ
458-32 紅梅や吉の神籤は持ち帰り こひつじ 2 順之介・未貴
458-33 雪を乗せ紅梅の枝黒々と 甘納豆 1 中ちゃん
458-34 振り返る紅梅越しの空青く 早香 2 流・泥亀
458-35 紅梅や中腹にある無人駅 2 クリトン・越冬こあら
458-36 添付あり紅梅ドットJPG 越冬こあら  1 亜紀
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