第 462 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成23年4月17日
兼題:「残花」(ざんくわ)、「桑摘」(くはつみ)、「休」 ※「休」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
462-01 桑摘と茅葺き屋根と牛小屋と 早香 1 クリトン
462-02 楽しても楽にはならず桑摘む手 -
462-03 桑摘の上の空なる子らの声 亜紀 1 中ちゃん
462-04 青嵐休診の札跳ね上げる 早香 2 こひつじ・紫土
462-05 桑摘んで実験室へ持ち寄る児 クリトン 1 中ちゃん
462-06 収穫に桑摘籠を編みにけり -
462-07 水面へと休止符配す花篝 紫土 2 早香・泥亀
462-08 桑摘みの老翁腰にらくらくフォン -
462-09 休日の桜見に行くローカル線 亜紀 1 越冬こあら
462-10 観桜や休み所の投句箱 クリトン 4 中ちゃん・こひつじ・紫土・越冬こあら
462-11 花曇会社休んで観るテレビ 越冬こあら  5 流・亜紀・クリトン・こひつじ・紫土
462-12 桑摘女野面を渡る風探る 泥亀  3 流・早香・亜紀
462-13 前かごに来て休みをり揚羽蝶 3 中ちゃん・亜紀・クリトン
462-14 桑摘の娘が背伸びして空真青(まさを) -
462-15 桑摘むや送電線を見下ろして 紫土 3 流・早香・こひつじ
462-16 板塀が透けて見えたる残花かな 6 早香・亜紀・泥亀・クリトン・こひつじ・越冬こあら
462-17 幻覚の揺れが続くや残花の日 -
462-18 想ひ出に手を休めたる衣更 こひつじ 2 泥亀・越冬こあら
462-19 休業の貼紙裂くか春一番 -
462-20 坂道を上りきったら残り花 早香 1 越冬こあら
462-21 散り際は残花にそっと言葉かく クリトン 1 泥亀
462-22 式終へて喪主の挨拶残り花 中ちゃん 2 流・クリトン
462-23 退院の日まで待ちたる残花かな こひつじ 2 流・紫土
462-24 休戚を共白髪まで雛祭 -
462-25 約束の結び目固し残り花 越冬こあら  3 亜紀・泥亀・紫土
462-26 着地点測つてをりぬ夜の残花 泥亀  2 中ちゃん・早香
462-27 残花かな東京タワーとほく見て -
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