第 464 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成23年5月15日
兼題:「麦の秋」(むぎのあき)、「初鰹」(はつがつを)、「校」 「校」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
464-01 麦秋や空を見上げて腕まくり 順之介 2 早香・クリトン
464-02 校門は開け放たれて風青し 順之介 4 流・泥亀・早香・越冬こあら
464-03 佳き事に笑みがこぼれて初鰹 -
464-04 校了の赤き判捺す薄暑かな -
464-05 新品の自転車光る麦の秋 甘納豆 1
464-06 昼路地に風吹き通り初鰹 3 早香・未貴・順之介
464-07 ゼッケンの干されてありぬ麦の秋 亜紀 4 中ちゃん・こひつじ・未貴・紫土
464-08 勇壮な一本釣や初鰹 -
464-09 童謡の調べ流れて麦の秋 -
464-10 勢ひで買つてしまひぬ初鰹 亜紀 2 こひつじ・クリトン
464-11 届け先薫風通り一丁目 -
464-12 初鰹買って話題の種増ゆる -
464-13 初鰹添へ大吟醸出しくれし -
464-14 初鰹ワイン売り場で一時間 紫土 3 泥亀・順之介・越冬こあら
464-15 夏服の子ら校庭にダンスの輪 中ちゃん 1
464-16 校了と朱書の窓辺や蛙鳴く 1 こひつじ
464-17 とりあえず粗塩つけて初鰹 -
464-18 校正の赤鉛筆や明易し 越冬こあら 3 甘納豆・未貴・クリトン
464-19 旧庄屋てふ史蹟訪ふ麦の秋 -
464-20 フランスパン手提げに余り麦の秋 未貴 4 流・泥亀・順之介・亜紀
464-21 ジーパンの尻ポケットや麦の秋 越冬こあら 2 甘納豆・泥亀
464-22 走り梅雨折り目の残る雨合羽 早香 3 紫土・亜紀・クリトン
464-23 来世に残したきもの麦の秋 こひつじ 1 未貴
464-24 蜘蛛の囲がひとつ校長室の隅 紫土 5 中ちゃん・甘納豆・早香・未貴・クリトン
464-25 純白の校舎の裏の躑躅かな こひつじ 1 甘納豆
464-26 包丁の研ぎ皿の色初鰹 -
464-27 風含み五月の街は緑色 早香 1 泥亀
464-28 肩寄せる忍者の里の麦の秋 -
464-29 機関車に顔ある玩具麦の秋 紫土 4 中ちゃん・順之介・越冬こあら・亜紀
464-30 幼きがアンと口あけ初がつを 順之介 1 中ちゃん
464-31 校庭の白線うすれ麦の秋 亜紀 1 こひつじ
464-32 暮れのこる小学校の鯉幟 未貴 1 紫土
464-33 競技用自転車の群れ麦の秋 6 中ちゃん・こひつじ・甘納豆・順之介・紫土・亜紀
464-34 週末の吾が身やしなふ初鰹 未貴 1 越冬こあら
464-35 校庭に烏降りくる走り梅雨 クリトン 1 早香
464-36 捧げ持つ校旗の重み青嵐 泥亀 4 流・紫土・越冬こあら・亜紀
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