第 470 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成23年8月7日
兼題:「梶の葉」(かぢのは)、「蓼の花」(たでのはな)、「島」 ※「島」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
470-01 梶の葉の木陰に届く瀬音かな 1
470-02 梶の葉に欲張りめきし願ひ事 -
470-03 蓼の花御山へ続く風の道 泥亀 1 早香
470-04 蓼の花母よ気弱なことを言ふ こひつじ 4 泥亀・五穀米・未貴・亜紀
470-05 なにやらてふ犬の名前や蓼の花 -
470-06 図鑑見て季題確かむ蓼の花 -
470-07 ふつふつと湧いてをりたり蓼の花 紫土 1 五穀米
470-08 梶の葉にただ逢ひたいと書きにけり こひつじ 5 流・クリトン・早香・紫土・順之介
470-09 島人の眼鏡はづして踊りけり 亜紀 3 中ちゃん・クリトン・順之介
470-10 梶の葉のはらり落ちれば絵になりぬ -
470-11 踏みつけておっと気付きし蓼の花 -
470-12 その昔恋の歌など梶の葉に -
470-13 梶の葉やこの世あの世に光るもの 亜紀 2 泥亀・五穀米
470-14 梶の葉に「十」迄書いて止まる筆 越冬こあら  1 こひつじ
470-15 蓼の花夕べの雨の泥つけて 中ちゃん 2 泥亀・順之介
470-16 島の神に風を頼みて夏休み 五穀米 2 泥亀・早香
470-17 採石の音眠たげな島の夏 4 紫土・未貴・亜紀・越冬こあら
470-18 梶の葉や硯に山の水落とし クリトン 5 流・中ちゃん・順之介・屯・未貴
470-19 梶の葉や人の願いの果てしなく 紫土 2 クリトン・越冬こあら
470-20 不便なる五島列島墓参り こひつじ 1
470-21 枸杞の実と十八年の島暮らし 越冬こあら  3 中ちゃん・未貴・亜紀
470-22 ままごとは赤に溢れて蓼の花 未貴 3 中ちゃん・こひつじ・紫土
470-23 島風に吹かれて仰ぐ銀河かな 順之介 3 早香・屯・越冬こあら
470-24 夏終わる雲切れ切れに島暮らし 早香 2 流・屯
470-25 大書なり島の燈台かがやけり -
470-26 島巡る船にをさな児夏休み -
470-27 島いくつ浮かみて遠し夏の潮 -
470-28 梶の葉のあをあを育つ社かな 泥亀 1 五穀米
470-29 梅干しをにぎりに詰めて広島忌 4 中ちゃん・こひつじ・順之介・越冬こあら
470-30 蓼の花店一同に見送られ 越冬こあら  1 五穀米
470-31 梶の葉の裏に筆跡爪の跡 -
470-32 人待ちの空白ありて蓼の花 五穀米 6 泥亀・こひつじ・早香・紫土・未貴・亜紀
470-33 雨粒をうけて赤らむ蓼の花 -
470-34 瀬戸の島盆の休みに帰る家 クリトン 1 越冬こあら
470-35 燈篭らし島より流れ出したるは 中ちゃん 1 紫土
470-36 梶の葉の斜めに走る恋の歌 順之介 2 クリトン・こひつじ
470-37 尾を立てて行く猫の先蓼の花 早香 4 流・クリトン・屯・亜紀
470-38 高原の朝風澄みて蓼の花 -
470-39 梶の葉で扇ぐ気分は天狗かな -
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