第 473 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成23年9月18日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
473-01 とろろ汁ひとを悲しくさせるひと 越冬こあら 1 未貴
473-02 西塔の映る水面に赤とんぼ -
473-03 十六夜の女口の端に八重歯 -
473-04 カフェラテに顔の絵のある居待月 紫土 2 早香・越冬こあら
473-05 名月や百年の樹のやせつぽち 紫土 3 五穀米・未貴・こひつじ
473-06 手さばきの鰯の骨をあぶりけり 亜紀 2 五穀米・紫土
473-07 組糸の白の弛みや秋暑し 未貴 3 順之介・五穀米・亜紀
473-08 手に持てば茎に委ねる葡萄かな こひつじ 1 早香
473-09 選る色のどれもやさしき秋の薔薇 亜紀 3 順之介・越冬こあら・未貴
473-10 花芒淡き光の立つ渚 泥亀 1 早香
473-11 日曜の昼酒窓に鰯雲 1 早香
473-12 路地裏の秋空平行四辺形 順之介 2 五穀米・こひつじ
473-13 江ノ島の雲のいろいろ秋の蝉 -
473-14 この河を越えてゆくなり赤蜻蛉 五穀米 2 泥亀・亜紀
473-15 初物の林檎の香り車内にも 早香 2 越冬こあら・未貴
473-16 末っ子のパジャマ新し良夜かな 順之介 3 流・越冬こあら・こひつじ
473-17 思い出は輝くばかり烏瓜 -
473-18 うさぎやの饅頭黒い秋旱 五穀米 1 未貴
473-19 色鳥やひとゆびで打つパスワード 未貴 4 順之介・紫土・亜紀・こひつじ
473-20 鬼すすき影追いつけぬ疼きかな -
473-21 招き猫牛乳瓶にゑのこ草 早香 4 流・五穀米・越冬こあら・亜紀
473-22 秋風やソファに深く沈みけり こひつじ 2 泥亀・紫土
473-23 竜胆が教える風の透明度 3 泥亀・早香・こひつじ
473-24 芋嵐制服からの膝小僧 越冬こあら 1 泥亀
473-25 鳥居より高きもの見ぬ案山子かな 未貴 2 流・紫土
473-26 毒舌のあとに残らぬ爽気かな 亜紀 1 順之介
473-27 兎でも釣つてみやうか月天心 -
473-28 よく転ぶ刈田の中の鬼ごっこ こひつじ 3 流・順之介・泥亀
473-29 コーヒーの香満ちて庭に酔芙蓉 -
473-30 つけ睫毛重き夜かな薯蕷汁 五穀米 3 流・紫土・亜紀
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