第 479 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成23年12月11日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
479-01 灯台を乗せる断崖波の花 中ちゃん 3 流・順之介・紫土
479-02 白文字の地震速報冴ゆる夜 越冬こあら 4 流・未貴・中ちゃん・こひつじ
479-03 冬の夜ショコラに青きリボンかけ 順之介 1 中ちゃん
479-04 着膨れて鈴を付けたる家の鍵 こひつじ 3 順之介・越冬こあら・紫土
479-05 談笑の遍路過ぎゆく枯れ野かな 2 早香・中ちゃん
479-06 いち日を大根で炊いてしまひけり 五穀米 1 越冬こあら
479-07 前を行く人の背中に十二月 早香 2 泥亀・越冬こあら
479-08 ちよきで勝つ今日を知られよ除夜の鐘 -
479-09 医者の描く内臓丸し窓寒し 越冬こあら 3 早香・順之介・紫土
479-10 都鳥岸の工場は煙吐く 中ちゃん 2 流・亜紀
479-11 夕映えや稜線細く風寒し -
479-12 冬晴れやスープにひたす甘きパン 順之介 3 早香・未貴・亜紀
479-13 お産終へし娘の為の布団干す -
479-14 子掠ひは黒いマントで冬の夜 -
479-15 落ち葉らが競ひ駆けゆく切り通し 1 泥亀
479-16 ところ得し石蕗の明りの新たなり -
479-17 靴の音沈黙の音十二月 -
479-18 寒いねと鏡の中の私に 早香 2 泥亀・越冬こあら
479-19 玉子酒見守られてる様な夜 越冬こあら 2 亜紀・泥亀
479-20 恋猫に犬吠えかかる修羅場かな -
479-21 サラリーマン俎上に載せて年終はる -
479-22 辞書をひく傍や透くまで大根煮る 未貴 4 早香・中ちゃん・五穀米・こひつじ
479-23 マスクして愛想笑ひも致さぬ日 順之介 5 未貴・亜紀・中ちゃん・五穀米・紫土
479-24 ぴんと背を伸ばす水仙神の苑 泥亀 1 未貴
479-25 火葬場へ急く外套を忘れけり こひつじ 3 順之介・五穀米・紫土
479-26 こうなればやぶれかぶれの十二月 早香 3 泥亀・五穀米・こひつじ
479-27 蜘蛛未だ太り続けてゐる枯野 -
479-28 ひょっこりと誰か来さうな冬日向 未貴 3 早香・順之介・亜紀
479-29 神農の虎が首振る長閑かな -
479-30 電子音耳につきたる霜夜かな 亜紀 3 流・未貴・こひつじ
479-31 閉ぢ込めて光となりぬ軒氷柱 亜紀 3 流・越冬こあら・こひつじ
479-32 ルミナリエ神戸の思ひ点しけり -
479-33 投函ののちの葉ぼたん丸ひとつ 未貴 1 五穀米
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