第 480 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成23年12月25日
兼題:「夜廻り」、「年の市」、「笑」 ※「笑」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
480-01 こころなし灯り絞られ年の市 未貴 1 五穀米
480-02 すぐに泣き笑ひし母娘古日記 順之介 2 クリトン・紫土
480-03 夜廻りと同じ時刻にすれ違ふ -
480-04 福寿草肩寄せ合える笑顔かな -
480-05 夜廻りや人影うごく灯りあり こひつじ 2 泥亀・クリトン
480-06 年の市結局明日のごはん哉 -
480-07 微笑んで交わす挨拶息白し クリトン 2 早香・越冬こあら
480-08 年の市磨き粉買いに走りをり クリトン 4 亜紀・流・こひつじ・紫土
480-09 笑い声高らかにして年の市 早香 1
480-10 年の市こんな時こそ景気良く -
480-11 夜廻りの耳まで被る帽子かな 6 中ちゃん・亜紀・五穀米・クリトン・こひつじ・越冬こあら
480-12 同じもの揃えて帰る年の市 越冬こあら 3 順之介・流・未貴
480-13 見事なる魚サァ〜カナ年の市 順之介 1
480-14 店番もマスク掛けたる年の市 -
480-15 夜廻りの声のときどき中断す 五穀米 2 流・未貴
480-16 雪玉の命中すれば大笑ひ -
480-17 年の市昭和の匂い撒き散らし 泥亀 2 中ちゃん・未貴
480-18 串カツを右手に廻る年の市 中ちゃん 1 五穀米
480-19 冬薔薇微笑む肖像色硝子 早香 1 越冬こあら
480-20 包装紙畳んでゐたる年の暮 紫土 3 中ちゃん・順之介・越冬こあら
480-21 あの人の笑顔見たさに忘年会 越冬こあら 1 泥亀
480-22 花柊ゆらし上戸の泣き笑ひ 未貴 1 亜紀
480-23 追ひ焚きや夜番の夫のもどるころ 順之介 6 早香・泥亀・未貴・こひつじ・越冬こあら・紫土
480-24 福笑ひ苦笑の顔となりにけり 亜紀 1 順之介
480-25 笑い顔つい忘れたる師走かな 2 順之介・泥亀
480-26 アメ横の勢ひ買ひたる年の市 亜紀 1 こひつじ
480-27 眠りつつ笑ふ赤子や日向ぼこ こひつじ 2 中ちゃん・クリトン
480-28 座布団を乱しておへる年忘れ 紫土 1 亜紀
480-29 夜廻りや懐中電灯二つ来る 中ちゃん 1 五穀米
480-30 夜廻りの角を曲りて響きくる 未貴 3 クリトン・こひつじ・紫土
480-31 夜廻りの声や十年ひと昔 越冬こあら 3 中ちゃん・亜紀・未貴
480-32 揺れる枝夜廻りの声風の音 -
480-33 母笑ふ父はとぼける年終はる 五穀米 2 早香・紫土
480-34 夜回りの音ひびき合う祇園かな 泥亀 2 早香・順之介
480-35 夜廻りの当番なりし燗の酒 -
480-36 賑やかしばかりで年の市まはる 紫土 3 早香・泥亀・五穀米
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