第 481 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年1月8日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
481-01 ぶたさんもかめさんもゐて初湯かな 紫土 2 早香・亜紀
481-02 水鳥の水面を嘴(はし)の啄ばめる -
481-03 寒椿一輪を差す広さかな 3 順之介・紫土・越冬こあら
481-04 夜廻りの天まで届く響きかな -
481-05 めでたやな二日の京に虹かかる -
481-06 鉄橋が天地を分かつ寒稽古 中ちゃん 4 早香・甘納豆・未貴・順之介
481-07 飴色の玉こんにゃくや寒の入 順之介 2 早香・未貴
481-08 頭痛薬飲みこむ四十七士の日 順之介 3 流・中ちゃん・こひつじ
481-09 淑気満つこんな小さなお庭にも -
481-10 雑炊に小さく放つ青きもの 亜紀 1 越冬こあら
481-11 買ひ過ぎて座り込みたる福袋 こひつじ 4 順之介・中ちゃん・紫土・越冬こあら
481-12 愉しげな手話の飛び交ふ初電車 順之介 6 甘納豆・泥亀・未貴・紫土・屯・こひつじ
481-13 初釜のお薄さみどり永久の色 紫土 1 泥亀
481-14 七草粥炊き上がり告ぐ電子音 越冬こあら 1
481-15 年経れば雑煮我が家の味となる 早香 4 亜紀・順之介・屯・こひつじ
481-16 生姜湯を飲みて四日も終わりけり 2 亜紀・紫土
481-17 天を衝くスカイツリーの淑気かな 泥亀 2 流・屯
481-18 赤べこの首ゆらしゐる三日かな 未貴 5 流・甘納豆・中ちゃん・屯・越冬こあら
481-19 目出度さの程それぞれに年新た 早香 1 こひつじ
481-20 ポップコーン食べ尽くしたる児や初映画 -
481-21 客去りて庭の万両揺れる午後 3 早香・亜紀・越冬こあら
481-22 哀しみを区切りきれずに去年今年 -
481-23 粕汁や窓は空風荒ぶ夜 1 泥亀
481-24 淑気満つ階段廊下ドア三和土 -
481-25 初鴉ヒマラヤ杉の辺りかな 未貴 2 中ちゃん・紫土
481-26 薄味の七草粥を好みけり こひつじ 1 泥亀
481-27 銀婚の年の暮れ行く山河かな 亜紀 1 順之介
481-28 篝火に帷ほどける初御空 紫土 1
481-29 あの人の賀状が来ない何故だろう 中ちゃん 1 早香
481-30 ハンカチを口に咥えて初手水 -
481-31 年賀状同じ気持ちで書いている 越冬こあら 1 未貴
481-32 春光や厨の奥の鍋黒し 中ちゃん 1 未貴
481-33 歌留多取り大人げないと言はれけり こひつじ 2 亜紀・中ちゃん
481-34 清閑の一(ヒト)日を得たり賀状読む 2 甘納豆・こひつじ
481-35 鉄塔にあたる朝日寒鴉鳴く 早香 1 泥亀
481-36 冬天を振り絞り基礎打ち続く 泥亀 2 流・甘納豆
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]