第 482 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年1月22日
兼題:「氷下魚」(こまい)、「寒月」、「手話」 ※「手話」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
482-01 寒月は高速道の上にあり 早香 4 流・中ちゃん・越冬こあら・屯
482-02 ジュピターをひき連れ寒月のぼりきて -
482-03 時を待つ氷下魚のように力瘤 -
482-04 寒月や田中の家の窓灯り 1 早香
482-05 東京に初雪降ると手話ニュース 甘納豆 4 中ちゃん・越冬こあら・こひつじ・紫土
482-06 オリオンや手話教室へ急ぐ道 順之介 3 泥亀・亜紀・クリトン
482-07 合唱の手話で歌ひぬ春隣 亜紀 3 順之介・甘納豆・未貴
482-08 寒月の影が後追ふ夜の色 -
482-09 氷下魚汁ひとり暮しに逆戻り 越冬こあら 3 早香・未貴・亜紀
482-10 手話の指赤く痒さう冬乾く 未貴 1 クリトン
482-11 おすすめは氷下魚汁てふ赤提灯 亜紀 1 紫土
482-12 他郷にて干し氷下魚の三平汁 泥亀 1
482-13 久し友氷下魚囓りつ酒を酌む -
482-14 寒月や雪に轍(わだち)の浮き上がる 中ちゃん 1
482-15 手話落語指の先から湯気上る 早香 1 紫土
482-16 氷下魚釣り風に訛りのあるやうな 未貴 4 早香・中ちゃん・屯・紫土
482-17 お惚気も言い訳も手話牡丹鍋 越冬こあら 1 甘納豆
482-18 道東に住みし年月氷下魚汁 甘納豆 4 順之介・泥亀・越冬こあら・こひつじ
482-19 水仙や胸に手を置く手話の愛 泥亀 2 越冬こあら・紫土
482-20 寒月や伸びする猫の丸き背 2 未貴・泥亀
482-21 寒月の光か影かビル谷間 未貴 1 早香
482-22 北の果て尋ねる旅や氷下魚食う 1 クリトン
482-23 寒月や昭和の唄の帰り道 越冬こあら 4 流・順之介・甘納豆・屯
482-24 寒月やけふは分厚き回覧版 こひつじ 2 流・亜紀
482-25 末の子のそっと釣りたる氷下魚かな 順之介 3 流・甘納豆・屯
482-26 手話のごと揺れてをりたり枯忍 紫土 4 未貴・泥亀・亜紀・クリトン
482-27 寒月や今はとにかく明日のこと -
482-28 年頭の宰相の横手話の人 3 順之介・甘納豆・こひつじ
482-29 寒月を走る万里の超特急 順之介 1 中ちゃん
482-30 手話と手話何を話すかとんどの火 -
482-31 穴あけて水確かむる氷下魚釣 -
482-32 子等はすぐ飽きてしまひぬ氷下魚釣り -
482-33 氷下魚釣り釣果の自慢出来るまで -
482-34 寒月や形あるもの影を持つ 紫土 1 順之介
482-35 手話の子ら声出さずして息白し 中ちゃん 4 早香・亜紀・クリトン・こひつじ
482-36 釣られたる端より氷下魚凍ててをり 紫土 3 中ちゃん・未貴・こひつじ
482-37 あれそれと手話めく指示や掘り炬燵 -
482-38 朝の駅ミトンのままの手話語り -
482-39 寒月や高層ビルの赤色灯 亜紀 2 泥亀・越冬こあら
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