第 483 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年2月5日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
483-01 湯に落とすちぢみ菠薐草ふわり 早香 1 クリトン
483-02 鬼は外今宵春呼ぶ声しきり 1 早香
483-03 冴返る言葉も固体になるような 早香 5 未貴・亜紀・泥亀・越冬こあら・クリトン
483-04 遠富士に鉄塔かぶる余寒かな 順之介 1
483-05 つばくろはわが故郷よ低く飛ぶ -
483-06 伊勢の杜神鶏遊び春隣 クリトン 1
483-07 春浅し二人で廻る訃の知らせ 未貴 2 泥亀・越冬こあら
483-08 薄氷や人を許して許されて こひつじ 2 未貴・早香
483-09 遠縁の吉事言祝ぐ寒の明け 越冬こあら 1
483-10 海を背に並木をなせる冬木立 中ちゃん 1 泥亀
483-11 節分や外まで漏れる僧の経 こひつじ 1 早香
483-12 雪やみて雪の一村現はるる 中ちゃん 3 順之介・亜紀・こひつじ
483-13 針供養「脱いだ」と言ふて縫ふボタン こひつじ 1
483-14 あれこれと薬携へ初旅行 クリトン 4 順之介・泥亀・こひつじ・越冬こあら
483-15 化野の地蔵が廻す風車 泥亀 1 順之介
483-16 腹の上の猫の重さよ寒戻る 早香 2 中ちゃん・こひつじ
483-17 立春の朝日明るき磨りガラス 1 中ちゃん
483-18 帰宅して袱紗たたみぬ春浅し 未貴 1 早香
483-19 退屈な大人が集う節分会 -
483-20 梅白く二両列車を迎へけり 順之介 2 亜紀・クリトン
483-21 忙しさも生きる証しか年の豆 未貴 2 泥亀・越冬こあら
483-22 雪解けの飛沫飛び交ふ響きかな -
483-23 節分の豆噛み砕く顔四角 亜紀 4 中ちゃん・順之介・早香・こひつじ
483-24 露天湯へかんじきで行く秘湯かな 中ちゃん 1 未貴
483-25 用紙切れの合図ピーピー春浅し 亜紀 2 流・クリトン
483-26 訥々と繋ぐ言の葉枇杷の花 亜紀 2 未貴・越冬こあら
483-27 春浅き門前町は人まばら 2 順之介・亜紀
483-28 立春や笑う激辛袋菓子 越冬こあら 1 未貴
483-29 寒鴉波打ち際のもつれ合ひ クリトン 1 中ちゃん
483-30 岩風呂に総身をほぐす雪明り 順之介 4 中ちゃん・亜紀・こひつじ・クリトン
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