第 484 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年2月19日
兼題:「雪しろ」、「木の実植う」、「言葉」 ※「言葉」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
484-01 木の実植う人手に渡す屋敷うち 1 こひつじ
484-02 木の実植う慣わし消えし峡の村 1
484-03 雪しろの間髪容れず野に溢る -
484-04 爺さまの守りし山や木の実植う こひつじ 2 未貴・亜紀
484-05 木の実植う高速道路見下ろして こひつじ 4 中ちゃん・順之介・亜紀・屯
484-06 雪しろや流るる命生まれたて -
484-07 春愁やノラになれぬといふ言葉 -
484-08 川二本出遭ふ堤や雪濁り 中ちゃん 1 早香
484-09 目印の札のももいろ木の実植う 亜紀 3 泥亀・流・順之介
484-10 春の風言葉弾みし親子かな クリトン 2 泥亀・屯
484-11 雪しろは湧水になる海になる -
484-12 木の実植える鳥棲む山に戻るまで 早香 1 こひつじ
484-13 わが背丈越すまで生きん木の実植う 中ちゃん 3 流・こひつじ・クリトン
484-14 雪しろや地蔵の衣薄汚れ クリトン 4 流・未貴・亜紀・越冬こあら
484-15 交はしたる言葉のあはひ蜃気楼 未貴 1 越冬こあら
484-16 目で言葉かはせし梅見なりしかな -
484-17 雪しろの堰を越えて来る白い犬 亜紀 1
484-18 ダムの水増えはじめたか木の実植う クリトン 1 中ちゃん
484-19 春来たと誰も言葉にしない間に 越冬こあら 5 早香・中ちゃん・屯・こひつじ・クリトン
484-20 木の実植う薬がちなる母の背ナ 順之介 1 未貴
484-21 言葉なく突いてをりぬ独り鍋 こひつじ 1 クリトン
484-22 木の実植う農耕民族の誇り 泥亀 1 越冬こあら
484-23 雪しろや孫の手引きて田中みち 2 早香・越冬こあら
484-24 諦めた夢の数だけ木の実植う 越冬こあら 3 早香・中ちゃん・クリトン
484-25 雪代や川は素直さ失えり 1 泥亀
484-26 西行忌きみにふたたび手を振りて 順之介 1 クリトン
484-27 春の雪言葉尽くして別れけり 亜紀 5 早香・泥亀・順之介・越冬こあら・屯
484-28 二月尽上滑りするほめ言葉 -
484-29 雪しろの音を聴きゐる蔵のなか 順之介 2 未貴・亜紀
484-30 雪しろや動くものなき向かう岸 未貴 2 中ちゃん・順之介
484-31 言葉なき喪主の挨拶春憂い -
484-32 人形に言葉かけをり春浅し 6 泥亀・順之介・未貴・亜紀・屯・こひつじ
484-33 千年のいまに遭遇木の実植う -
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