第 485 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年3月4日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
485-01 昨年を知らぬ雛の瞳かな 未貴 2 流・越冬こあら
485-02 蛇穴を出づれば花壇耕せり 中ちゃん 1 早香
485-03 春愁や眼(まなこ)の奥の乾きゐて 順之介 1 亜紀
485-04 春の雪見んとカーテン開け放つ -
485-05 雛飾る刀の一つ失せにけり こひつじ 2 屯・亜紀
485-06 投函の文字に滲みやぼたん雪 未貴 3 流・順之介・越冬こあら
485-07 春泥の橋擬宝珠の光りおり 1 泥亀
485-08 合格の帰途の並木は春の雨 2 中ちゃん・早香
485-09 雛あられこぼせしは子か春風か 中ちゃん 4 流・未貴・早香・こひつじ
485-10 調子良さそやねと言はれ花見鯛 順之介 1 泥亀
485-11 薄氷や記憶を結ぶ手水鉢 泥亀 2 早香・屯
485-12 夜遊びの猫帰宅する朧月 1 越冬こあら
485-13 余寒なほ過去問題の憂鬱かな 順之介 2 泥亀・こひつじ
485-14 二月尽役割終えし乳母車 越冬こあら 2 流・屯
485-15 影を出て影に入りたる春コート 亜紀 3 順之介・中ちゃん・屯
485-16 閏日は予定を立てず春探し 早香 3 順之介・未貴・亜紀
485-17 一秒の長さは同じ二月尽 早香 2 未貴・こひつじ
485-18 小物のみ新調したる雛人形 こひつじ 1
485-19 春風を小脇に抱え高円寺 越冬こあら 3 中ちゃん・早香・亜紀
485-20 灯されてひと間明るしお白酒 亜紀 3 順之介・中ちゃん・こひつじ
485-21 鶴の舞湿原渡る風に向け 1 泥亀
485-22 海鳴りを抱えし村の春遠し 4 順之介・未貴・越冬こあら・亜紀
485-23 DNA繋ぎたりけり雛祭り こひつじ 1 中ちゃん
485-24 箱返し男雛の笏を探す夜 -
485-25 初蝶の囁いてゐる妻の愚痴 -
485-26 白魚のしぶきも上げず透きとほり -
485-27 雪の果加速度を増すJR 越冬こあら 2 流・未貴
485-28 窓開けて物音うれし如月かな -
485-29 啓蟄の地底バーチャル社会かな 泥亀 1 こひつじ
485-30 はこべらの占領したるプランター 亜紀 2 泥亀・越冬こあら
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