第 486 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年3月18日
兼題:「闘牛」、「涅槃」、「こぼす」 ※「こぼす」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
486-01 窓越しの日差しに春のこぼれおり 6 流・順之介・クリトン・こひつじ・越冬こあら・泥亀
486-02 留守がちの通ひ住職涅槃絵図 こひつじ 1 クリトン
486-03 犯人のこぼせし黄粉蓬餅 越冬こあら 3 中ちゃん・亜紀・順之介
486-04 接待に親子遍路は笑みこぼす 泥亀 1 クリトン
486-05 煮こぼして砂糖醤油の土筆かな こひつじ 3 流・中ちゃん・屯
486-06 闘牛や目つきの違ふ三代目 こひつじ 4 流・亜紀・順之介・クリトン
486-07 バブル期の広場に残る涅槃像 1 五穀米
486-08 幼きがこぼしつつ食ぶ蜆汁 順之介 4 中ちゃん・屯・こひつじ・泥亀
486-09 涅槃図へ紅葉のやうな手を合はす -
486-10 境内の池の端涅槃模したりと -
486-11 闘牛の起伏の背中のみ描く 五穀米 4 中ちゃん・早香・亜紀・越冬こあら
486-12 荒れし畑こぼせし種も萌え出る クリトン 3 流・こひつじ・泥亀
486-13 海風に闘牛鼻息荒く吐く クリトン 1
486-14 葉山葵を煮こぼして明日明日行く 五穀米 1 早香
486-15 闘牛や私を滾らせる私 越冬こあら 1 五穀米
486-16 鮎を汲みそこねて川へこぼしけり 中ちゃん 2 こひつじ・泥亀
486-17 座布団に眠る赤子や涅槃の日 順之介 4 亜紀・屯・クリトン・泥亀
486-18 涅槃図に猫を見つけて風が吹き 早香 1 順之介
486-19 涅槃会の同じ速さで降る雪よ 亜紀 3 早香・五穀米・越冬こあら
486-20 悲しみは大きな四角涅槃の図 越冬こあら 3 早香・亜紀・五穀米
486-21 年毎に掛け声寂し牛合せ 2 中ちゃん・こひつじ
486-22 牛角力面綱の色陽の光 -
486-23 大寝釈迦写真撮る人拝む人 中ちゃん 1 順之介
486-24 闘牛や海の匂ひと歓声と -
486-25 哀切を引き摺つてゐる牛合せ -
486-26 こぼしたる水もうれしきシャボン玉 1 越冬こあら
486-27 横綱の貫禄如実に牛角力 -
486-28 闘牛に立ち向かひたる土けむり -
486-29 涅槃会や去年と同じか異なるか -
486-30 涅槃図のどこか羨しきクリスチャン -
486-31 闘牛や負けし肉塊引き返す -
486-32 春の雨後悔ひとつ茹でこぼす 亜紀 5 流・早香・屯・五穀米・越冬こあら
486-33 こぼす言の葉卒業式の後に -
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