第 488 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年4月15日
兼題:「春塵」(しゅんじん)、「燕」、「先」 ※「先」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
488-01 春塵や計算通り行かぬ恋 越冬こあら 1 泥亀
488-02 後悔も心配も無くただ燕
488-03 峠越へ春塵千里絹の道 順之介 3 流・中ちゃん・越冬こあら
488-04 表戸は閉めず燕の住まう家 2 早香・泥亀
488-05 先生と同席したる蜆汁 亜紀 1 こひつじ
488-06 つばくらめ駅へ二分といふ立地 亜紀 6 流・中ちゃん・未貴・順之介・こひつじ・越冬こあら
488-07 ビル群の陰の民家の燕かな 中ちゃん 2 未貴・泥亀
488-08 春塵を肩にうつすら大埴輪 未貴 2 流・泥亀
488-09 春塵を巻き上げピザ屋到着す 3 早香・こひつじ・越冬こあら
488-10 春塵や手縫い雑巾やはらかく こひつじ 1 順之介
488-11 二限目は解剖実験初つばめ
488-12 地球儀の北半球の春の塵 中ちゃん 3 流・未貴・亜紀
488-13 花散るやきっと夫より先に逝く こひつじ 1 越冬こあら
488-14 つばくろに迷惑ながら軒を貸す こひつじ 1 順之介
488-15 菜種梅雨先の丸いは靴ばかり
488-16 疑問符はいつもモノクロ燕来る
488-17 落花する鉄条網の先に基地 未貴 2 中ちゃん・早香
488-18 春雨のやみし滴や傘の先
488-19 先輩に初めて逢ひし花の下 順之介 4 中ちゃん・亜紀・早香・こひつじ
488-20 春塵や翁の面の彫ふかき 泥亀 2 順之介・亜紀
488-21 春塵に旗振り立てる応援団
488-22 つばくらめ帰りましたと湖を来る 泥亀 1
488-23 春塵と合わせ鏡の焦燥と 早香 3 未貴・亜紀・こひつじ
488-24 軒先に吸い込まれていく燕よ
488-25 先端をゆく諸々も春霞 早香 1 亜紀
488-26 先頭はどのあたりかな地虫出づ 泥亀 2 中ちゃん・未貴
488-27 花びらの先譲り合い落ちる午後 4 順之介・早香・泥亀・越冬こあら
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]