第 489 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年4月29日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
489-01 階段を昇って降りて春の暮 -
489-02 風ごとに花粉吐き出す松林 -
489-03 カーテンはまるく膨らみ四月尽 3 順之介・泥亀・こひつじ
489-04 新緑に濃淡のありバス旅行 中ちゃん 2 順之介・こひつじ
489-05 葉桜の多色となりし哀れかな -
489-06 人生のゴール地点の田を返す 泥亀 2 順之介・中ちゃん
489-07 筍のあるとは言へず頂きぬ こひつじ 1 順之介
489-08 終点へ大きく曲り花の山 未貴 5 流・順之介・中ちゃん・五穀米・こひつじ
489-09 卯の花や隠し扉のある館 亜紀 3 流・未貴・越冬こあら
489-10 予定表の白きところは梨の花 五穀米 1 未貴
489-11 里帰り二階の窓の辛夷かな 3 越冬こあら・五穀米・亜紀
489-12 降る花の下で逢うのよ来世には -
489-13 民衆は怒っています蝌蚪の水 越冬こあら 3 流・亜紀・こひつじ
489-14 ライラック風も濃さ増す金曜日 1 早香
489-15 猫の恋おでこと鼻をすり合うて -
489-16 見送った空の色にも麦の秋 -
489-17 早蕨の鯖街道を抜けにけり 泥亀 3 中ちゃん・五穀米・亜紀
489-18 麗らかや弁天橋のチョコバナナ 順之介 4 未貴・中ちゃん・越冬こあら・五穀米
489-19 電力に少しさからひ目刺焼く 未貴 2 亜紀・泥亀
489-20 無理をせず自然に生きる蛇いちご -
489-21 葉桜の向こうボールを蹴る子たち 中ちゃん 2 流・泥亀
489-22 聖五月画布に輪郭整いて 五穀米 6 流・未貴・早香・中ちゃん・越冬こあら・こひつじ
489-23 二十年前も恋です花筏 早香 1 泥亀
489-24 磯の香に食べるおにぎり潮干狩 -
489-25 伊達襟を若葉の色で装へり こひつじ 1 早香
489-26 落花浴ぶ身の上ばなし骨密度 未貴 3 越冬こあら・五穀米・亜紀
489-27 花冷えやいま満開の隠れ里 -
489-28 誘われて中へ中へと春の穴 越冬こあら 2 早香・泥亀
489-29 立ち寄りし町の図書館緑さす 亜紀 1 未貴
489-30 くちなはは輪廻いつまで口唇期 五穀米 1 早香
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