第 490 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年5月13日
兼題:「新樹」、「そら豆」、「布」 ※「布」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
490-01 黒猫のすばやくよぎる新樹光 亜紀 3 流・こひつじ・クリトン
490-02 布機の開け放たれて夏はじめ 泥亀 1 中ちゃん
490-03 真ん中に文の湿りて蚕豆着く -
490-04 行き惑う散布図の点夏に入る 早香 2 流・五穀米
490-05 上布縫ふ妻の手元は艶やかに -
490-06 薫風のベールの布の軽さかな こひつじ 1 泥亀
490-07 布きれを捨てず生かせずカーネーション 五穀米 2 未貴・こひつじ
490-08 雨傘の列を迎へし濡れ新樹 中ちゃん 1 泥亀
490-09 そら豆を茹でをり子らは明日発つと 2 クリトン・亜紀
490-10 麦秋の布巾は人を恋しがり 越冬こあら 4 早香・五穀米・未貴・亜紀
490-11 蚕豆の莢のさみどり育ちをり -
490-12 そら豆や母の手法と父の意気 五穀米 3 早香・未貴・こひつじ
490-13 そら豆の莢むく二人手より口 クリトン 1 越冬こあら
490-14 そら豆や民放よりもNHK こひつじ 2 越冬こあら・亜紀
490-15 そら豆やつり銭籠のゆれてをり 亜紀 3 流・クリトン・中ちゃん
490-16 蚕豆と素知らぬ振りの迷い猫 -
490-17 そら豆も特売価格午後八時 越冬こあら 2 流・泥亀
490-18 分校の木漏れ日眩し新樹かな 2 越冬こあら・クリトン
490-19 新樹光望みて叶ふこと清し 五穀米 4 流・未貴・泥亀・亜紀
490-20 夏立ちて布巾の乾く立つほどに 中ちゃん 1 早香
490-21 キャンパスの余白はみ出す新樹光 泥亀 1 早香
490-22 宮参りする嬰の顔新樹晴れ -
490-23 薔薇咲いてFMに聞く布施明 亜紀 5 五穀米・未貴・こひつじ・越冬こあら・中ちゃん
490-24 そら豆が並ぶ緑のサヤを剥く 中ちゃん 1 泥亀
490-25 湿布貼る位置がたいせつ青嵐 未貴 5 五穀米・こひつじ・越冬こあら・クリトン・亜紀
490-26 音のない世界を畏れ夜の新樹 未貴 1 中ちゃん
490-27 裏山の新樹校舎は緑色に -
490-28 ほととぎす聞きつ早寝の白敷布 -
490-29 異教徒も招き語らん新樹の夜 越冬こあら 2 五穀米・中ちゃん
490-30 円盤のごと飛ぶ鳥や新樹光 こひつじ 1 早香
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]