第 491 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年5月27日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
491-01 夏風邪の蔓延みんなバカばかり 順之介 1 五穀米
491-02 冷索麺潔く逝く爺も居り 越冬こあら 2 五穀米・中ちゃん
491-03 麦秋に幾筋風の通りみち こひつじ 2 泥亀・亜紀
491-04 蕗の傘挿せば想ひ出ほろ苦し 未貴 1
491-05 聖五月同心円の碧い星 -
491-06 日に焼けて帰りのバスは眠たくて 順之介 4 五穀米・早香・越冬こあら・こひつじ
491-07 印象のほんに目立たぬひきがへる -
491-08 鉄塔の作業中です大夕焼 泥亀 1
491-09 雨蛙雨を待ち待ち大あくび 1 泥亀
491-10 言ひ足りし右ポケットに桜の実 未貴 2 早香・順之介
491-11 人夫来てあぢさゐの家壊しそむ 中ちゃん 2 流・未貴
491-12 かちゃかちゃとひとりずもうのかぶとむし 順之介 1 五穀米
491-13 はつなつや車夫はトンネル走りぬけ 未貴 2 流・亜紀
491-14 走り梅雨ワイパー創る視野狭し -
491-15 花水木シテアゲタイと云う気持 早香 2 越冬こあら・亜紀
491-16 ほうたるを見に行きたる人と三十年 -
491-17 手放さずにきたものいくつパセリ摘む 五穀米 4 早香・未貴・亜紀・こひつじ
491-18 黒南風や「減量せよ」と医者は言う 越冬こあら 3 流・泥亀・こひつじ
491-19 あの人も子連れなるかな菖蒲園 -
491-20 帰る家あらば黄薔薇の香ぐはしき 五穀米 5 泥亀・未貴・亜紀・順之介・こひつじ
491-21 下校児の声風に乗る五月かな 2 越冬こあら・順之介
491-22 梅雨秘仏みな面長でおはします 泥亀 2 中ちゃん・こひつじ
491-23 装って藤の花房背に添えて 早香 1 中ちゃん
491-24 ロザリオに触るれば薔薇の雨となり 亜紀 3 五穀米・早香・未貴
491-25 梅雨湿り昼の一燭ともりたる -
491-26 婿からのカーネーションに涙せり -
491-27 初夏や黄色い潜水艦の歌 亜紀 5 中ちゃん・早香・未貴・越冬こあら・順之介
491-28 部屋に吊る洗濯物に蝿一尾 -
491-29 胡瓜揉み家族に諮る転勤令 越冬こあら 2 中ちゃん・順之介
491-30 結局は此処に戻りぬ夏帽子 五穀米 2 泥亀・越冬こあら
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