第 492 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年6月10日
兼題:「なめくぢ」、「苔(こけ)の花」、「黄」 ※「黄」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
492-01 苔の花後姿もシャイな人 -
492-02 飛び石のひとつが飛んで苔の花 未貴 3 中ちゃん・早香・こひつじ
492-03 土砂降りに身をくねらすやなめくぢり -
492-04 苔の花思へば不思議なことばかり -
492-05 破風映す泉水の水苔の花 -
492-06 下半身黄色くなりぬボケ胡瓜 -
492-07 なめくぢの伝ひし箸を洗ひけり 中ちゃん 1 未貴
492-08 花苔や暗渠(あんきょ)日向に口開くる 中ちゃん 1
492-09 雲厚し一人旅ゆくなめくじり 2 早香・泥亀
492-10 黄金虫時に優しき嘘をつく 泥亀 2 五穀米・越冬こあら
492-11 長靴も傘も黄色やあめんばう 亜紀 5 中ちゃん・流・早香・順之介・こひつじ
492-12 熱帯の黄色に慰められバナナ -
492-13 重なった仮面の微笑苔の花 -
492-14 苔の花口をすすいで写経せり こひつじ 4 中ちゃん・泥亀・越冬こあら・亜紀
492-15 苔の花店主は焙煎機の手入れ 順之介 5 五穀米・こひつじ・泥亀・越冬こあら・亜紀
492-16 黄身大きたまごの不思議朝曇 未貴 5 流・早香・順之介・こひつじ・亜紀
492-17 なめくぢり銀の迷路に往生す 泥亀 1 越冬こあら
492-18 この先で運をつかむか蛞蝓 -
492-19 離れゆく人は追はずになめくぢら こひつじ 2 五穀米・未貴
492-20 歯科医院なめくぢになる息詰まる -
492-21 黄帽子の列が過ぎゆく青田かな 3 順之介・未貴・亜紀
492-22 見つけられ喜んでゐるなめくぢり -
492-23 六月のカレンダーの縁黄色くて 早香 1
492-24 好物の西瓜も黄色ならいらぬ こひつじ 2 中ちゃん・未貴
492-25 緑黄色野菜並べて暑気払い 越冬こあら 5 中ちゃん・順之介・未貴・こひつじ・亜紀
492-26 父の日や黄色き花の何となし 順之介 1 五穀米
492-27 衝動に従つてをりなめくじら -
492-28 雨音の止んでしばらく苔の花 亜紀 3 五穀米・泥亀・越冬こあら
492-29 深吉野の遊女の墓や苔の花 泥亀 2 流・順之介
492-30 蛞蝓や隣の喧嘩取り成して 越冬こあら 2 早香・泥亀
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