第 493 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年6月24日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
493-01 十薬の茂みに捨つる守宮(やもり)かな -
493-02 夕焼空餃子のやうな雲浮かべ -
493-03 よちよちと登る階段プチトマト 未貴 1
493-04 代掻きを終へし足裏の痒みかな こひつじ 2 泥亀・順之介
493-05 あまがえる突如うごきぬ犬の耳 泥亀 2 越冬こあら・亜紀
493-06 帰り途別れる友に夏蜜柑 早香 2 流・越冬こあら
493-07 梅雨寒や頭の中の展開図 越冬こあら 2 泥亀・五穀米
493-08 夏の朝社会の役に立つ人の 越冬こあら 1 中ちゃん
493-09 行水の小さき脇を抱へけり 順之介 4 中ちゃん・こひつじ・未貴・亜紀
493-10 地下街の出口間違ふ送り梅雨 泥亀 5 流・順之介・未貴・五穀米・越冬こあら
493-11 注ぐ角度宜しきビールいただきぬ 亜紀 1 こひつじ
493-12 黄昏てふ逢魔が時に水を打つ 亜紀 2 早香・五穀米
493-13 手向けたる夏菊のなほ白きこと 順之介 3 中ちゃん・未貴・亜紀
493-14 チェーンソー止めて見上げる梅雨の空 1 泥亀
493-15 紫陽花を風除け日避けに眠る猫 早香 1 順之介
493-16 梅雨の雲厚く垂れこむ貯木場 -
493-17 店舗から市況もれ来る梅雨晴間 未貴 2 中ちゃん・五穀米
493-18 六甲の隠れ泉の奥を見る 泥亀 1 中ちゃん
493-19 梅雨の空七色のすじ笑っていた -
493-20 節電の市民税課や古扇 こひつじ 4 流・順之介・越冬こあら・亜紀
493-21 スヰッチを入るれば其処に夏は来る 五穀米 1 早香
493-22 夏葱の束積む歌はエグザイル 中ちゃん 2 順之介・こひつじ
493-23 コスプレの少女のまつ毛さくらんぼ 中ちゃん 1 泥亀
493-24 滴りへ猫は聞き耳たててをり 未貴 2 流・早香
493-25 蛍狩り戻れば苦きおーいお茶 -
493-26 プリントのワンピース着て梅雨晴れ間 2 こひつじ・早香
493-27 短夜の水道管の断末魔 越冬こあら 3 泥亀・未貴・亜紀
493-28 行水は青きセザンヌの水浴 -
493-29 いきなりの風雨に落つる茄子の花 こひつじ 1 未貴
493-30 羊羹のやうな一日梅雨籠 亜紀 4 こひつじ・早香・五穀米・越冬こあら
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