第 494 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年7月8日
兼題:「蒸し暑し」、「おじぎ草」、「地下」 ※「地下」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
494-01 つぎつぎにお辞儀をさせておじぎ草 -
494-02 幼子に懲りず付き合うおじぎ草 2 順之介・未貴
494-03 半地下の駐車場より炎天へ 中ちゃん 4 流・泥亀・順之介・未貴
494-04 再稼働値上げ節電蒸し暑し -
494-05 蒸し暑き夜道帰れば風鈴鳴る -
494-06 大寺の瓦の揺らぐ蒸し暑し 泥亀 3 流・早香・亜紀
494-07 里に来て地下よりいずる山清水 2 早香・中ちゃん
494-08 地下水の涌き次ぐ神の泉かな 泥亀 1 中ちゃん
494-09 軽みとは夕日の色の含羞草 泥亀 4 早香・五穀米・亜紀・越冬こあら
494-10 姿見に吾の映りて蒸し暑き 亜紀 4 流・こひつじ・順之介・未貴
494-11 地下足袋を並べて脱いで冷し酒 越冬こあら 4 中ちゃん・こひつじ・順之介・亜紀
494-12 短調の子守唄なり含羞草 こひつじ 4 泥亀・五穀米・亜紀・未貴
494-13 梅雨深む天井低き地下通路 亜紀 5 中ちゃん・こひつじ・泥亀・順之介・越冬こあら
494-14 地下鉄の中の日傘を持て余す こひつじ 3 中ちゃん・泥亀・越冬こあら
494-15 地下を出て会話スクール梅雨深し 未貴 2 こひつじ・泥亀
494-16 下ばかり向いてしまへりおじぎ草 -
494-17 半地下の部屋炙り出す大西日 早香 1
494-18 徹宵の蒸し暑きまで詩情かな -
494-19 幾人のゆびを観くらべおじぎ草 未貴 1
494-20 ほころびし地下足袋脱ぐやシュロの花 -
494-21 おじぎ草摘むなと言はんばかりなり -
494-22 改札を滞らせて蒸し暑し 順之介 3 早香・こひつじ・五穀米
494-23 おじぎ草人差し指は探検家 越冬こあら 1 未貴
494-24 蒸し暑しこびり付く空調の音 -
494-25 蒸し暑し巷のはらむ電子音 未貴 2 五穀米・亜紀
494-26 前向きな後悔にしておじぎ草 -
494-27 蒸し暑く襟足伸びて来し気配 -
494-28 悪童に今日は開かぬ含羞草 順之介 1 五穀米
494-29 蒸し暑し氷屋台の蜜に蟻 中ちゃん 1 越冬こあら
494-30 地下室の陽の密やかに半夏生 五穀米 2 早香・越冬こあら
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