第 502 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年10月28日
兼題:「末枯れ」(うらがれ)、「障子張る」、「馬」 ※「馬」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
502-01 陽溜りや記憶の母は障子貼る 越冬こあら 1 順之介
502-02 過去未来影絵生み次ぐ障子貼る -
502-03 末枯れの堤夕焼け帰ろうぜ -
502-04 霧流る馬柵(マセ)に動かぬ親子馬 4 順之介・五穀米・亜紀・未貴
502-05 今年藁馬のお産を控へけり こひつじ 1 中ちゃん
502-06 末枯れや岬へ通じる道二本 1 泥亀
502-07 末枯れし細道を往く山ガール -
502-08 新蕎麦の幟揺らめく伝馬町 -
502-09 末枯れて小さい物を手に収め 早香 1 泥亀
502-10 障子貼るいささか重き明日のこと 未貴 4 流・中ちゃん・順之介・早香
502-11 台風を来し馬医者の腕まくり 順之介 4 中ちゃん・こひつじ・越冬こあら・屯
502-12 秋天に向け嘶ける神馬かな 泥亀 2 亜紀・未貴
502-13 お日様のぬくもり背なに障子貼る 1 越冬こあら
502-14 末枯れて受胎告知はレオナルド 五穀米 1 泥亀
502-15 乗り換への高田馬場や銀杏散る 亜紀 2 順之介・越冬こあら
502-16 馬肥ゆる採用告げる茶封筒 越冬こあら 5 流・こひつじ・五穀米・未貴・屯
502-17 区切りなど何処にもなくて末枯るる 未貴 3 中ちゃん・こひつじ・早香
502-18 末枯れや外苑にあるカフェテラス 泥亀 2 流・越冬こあら
502-19 跳ね来たるフシ恐ろしき釜戸馬 中ちゃん 1 順之介
502-20 黒き馬秋をよぎりて去りにけり -
502-21 末枯れや季寄せの皮の古表紙 こひつじ 1 亜紀
502-22 障子張り終へて過ぎれる鳥の声 亜紀 1
502-23 障子張る前後不覚の宵だから 早香 1 中ちゃん
502-24 小麦粉のとろとろ糊や障子貼り こひつじ 1 未貴
502-25 閑暇してお願いされる障子張り 五穀米 2 流・こひつじ
502-26 貼り替へし障子を湖(うみ)へ開きけり 中ちゃん 4 流・こひつじ・五穀米・屯
502-27 末枯や傘の中には傘の骨 越冬こあら 2 早香・亜紀
502-28 末枯れや集合写真の半笑ひ -
502-29 障子貼る明日は全国的に晴れ 順之介 1 五穀米
502-30 馬鹿の付くほどの正直仏手柑 未貴 3 早香・泥亀・亜紀
502-31 馬の背で仰ぐ穂高や月白し -
502-32 障子張り鴨居で見下ろす先祖達 3 早香・未貴・屯
502-33 ありのまま写す絵筆や末枯るる 亜紀 3 越冬こあら・五穀米・泥亀
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