第 503 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成24年11月11日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
503-01 水鳥の飛び立つ気配空の青 泥亀 3 五穀米・中ちゃん・屯
503-02 磯の香を広げ牡蠣剥く厨かな 3 五穀米・中ちゃん・こひつじ
503-03 ジュラルミンケース沈みぬ冬の水 亜紀 2 流・未貴
503-04 冬の田や干潟八万石といふ 順之介 1 未貴
503-05 冬凪やリコーダの音どこかから 1 早香
503-06 マチスまで戻れ早晩冬は来る -
503-07 霧ごめのむかし花街運河に燈 未貴 4 流・こひつじ・順之介・屯
503-08 小春日に同じ夢見る鬼の四五 五穀米 1 早香
503-09 丸三つ十一月のカレンダー 越冬こあら 2 亜紀・順之介
503-10 湯豆腐になだめられたる夜の雨 亜紀 2 五穀米・越冬こあら
503-11 毛並み良き二匹の猫や軒小春 未貴 1
503-12 鱈を食ぶ胸裏に点る故郷の灯 1 中ちゃん
503-13 祈りつついつしか露の身とおもふ 未貴 2 五穀米・越冬こあら
503-14 立たんとす京都の街や時雨降る 1 こひつじ
503-15 受勲者を祝ふ人垣文化の日 -
503-16 大切な書類見つかる小春かな こひつじ 2 泥亀・亜紀
503-17 男の子眉寄せてゐる七五三 中ちゃん 3 五穀米・こひつじ・順之介
503-18 海よりの風一身に野水仙 泥亀 3 流・未貴・屯
503-19 ありがとの気持ちあふれて金木犀 順之介 1 早香
503-20 雁の列あかず眺めてゐる埠頭 亜紀 3 泥亀・中ちゃん・屯
503-21 九十の母直伝の干菜汁 泥亀 2 未貴・順之介
503-22 わさわさとカゴをはみ出すかぶらの葉 順之介 3 流・亜紀・中ちゃん
503-23 塀に切り取られた先も紅葉山 早香 1 越冬こあら
503-24 七五三和装のママの艶めける -
503-25 はいはいのおしりふりふり冬ぬくし こひつじ 2 泥亀・亜紀
503-26 偕老やはや立冬の暦剥ぐ -
503-27 秋の暮れサイレンの音長く引く -
503-28 木枯らしが雨戸奏でる夜曲かな 1 泥亀
503-29 立冬の通勤鞄古女房 越冬こあら 1 順之介
503-30 犬と猫ネズミ頼らず大根引き -
503-31 蔦紅葉小さな嘘をつきました 早香 6 泥亀・亜紀・未貴・こひつじ・屯・越冬こあら
503-32 天象儀此処まで冬を追ひかけて 五穀米 2 早香・越冬こあら
503-33 御利益の有無諸説あり小六月 越冬こあら 1 早香
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