第 514 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成25年4月14日
兼題:「スイートピー」、「春の闇」、「残」 ※「残」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
514-01 廃校やときどき点る春の闇 泥亀  1
514-02 春灯下客残れりと日記に記す 1 順之介
514-03 浅草の大き提灯抱卵期 -
514-04 春の闇たれか小声に話すこゑ 順之介 2 中ちゃん・屯
514-05 寝まきの子春の闇より泣き出づる -
514-06 生き残りせしもののため春爛漫 こひつじ 1 五穀米
514-07 遙かなる残月に傾ぐ君子蘭 1 五穀米
514-08 吹き渡る風染め分けるスイートピー 3 未貴・越冬こあら・早香
514-09 スイートピー咲けりちんしゃら音たてて 五穀米 1 早香
514-10 スイトピー幼き恋を思い出し 4 泥亀・中ちゃん・順之介・こひつじ
514-11 民宿の英字の屋号スヰートピ- 泥亀  1
514-12 残響に紛れる言葉雪柳 -
514-13 雪残る山の坂道向かひ風 順之介 1
514-14 もののふとして残りたし春闌る 五穀米 1 未貴
514-15 葉と蔓(つる)をもろともに活けスイートピー -
514-16 足下のヘアピン探す春の闇 -
514-17 アクセサリーひとつは揺らしスイートピー こひつじ 2 未貴・越冬こあら
514-18 犬を呼ぶ口笛走る春の闇 2 五穀米・流
514-19 スイートピー震えるという自己主張 越冬こあら 1 こひつじ
514-20 あやまれず謝りたくてスイトピー 未貴 3 泥亀・屯・越冬こあら
514-21 春の闇分けて隣家の猫現る 2 順之介・早香
514-22 溜息を聞かされてゐる春の闇 こひつじ 3 泥亀・中ちゃん・順之介
514-23 残る鴨湖に集ひて会議中 泥亀  2 流・早香
514-24 スイートピー夫の帰りを待つ窓辺 順之介 4 泥亀・中ちゃん・こひつじ・屯
514-25 春の闇余命短き犬と居る 越冬こあら 4 中ちゃん・未貴・こひつじ・屯
514-26 スイトピー咲く岸辺水緩やかに -
514-27 春の闇垣根沿い行く尾は揺れて 早香 1 越冬こあら
514-28 残業を切り上げ春の月帰る 越冬こあら 2 五穀米・早香
514-29 葉桜や棒切れ残し子ら帰る 中ちゃん 6 順之介・五穀米・未貴・こひつじ・屯・越冬こあら
514-30 春の闇我も捨てたり古き服 五穀米 1 泥亀
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