第 522 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成25年8月4日
兼題:「滝」、「百日紅」、「二階」 ※「二階」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
522-01 滝の絵に火照り治まり息を吐き -
522-02 二階より音の降り来る貝風鈴 亜紀 1 中ちゃん
522-03 ビール飲む晩夏夜風の二階かな 1 順之介
522-04 花が散る今日も明日も百日紅 -
522-05 階段の足取り重し夏痩せて こひつじ 1 順之介
522-06 高島屋二階レディース秋立ちぬ 五穀米 5 越冬こあら・順之介・こひつじ・早香・亜紀
522-07 滝を見るたんぱく質でありにけり 順之介 2 五穀米・こひつじ
522-08 百日紅犬に引かれて行く歩道 亜紀 3 中ちゃん・越冬こあら・順之介
522-09 大滝の裏を通れば裏も滝 こひつじ 1 未貴
522-10 滝音の中心にある叫びかな -
522-11 ぼんぼりの二階建て川床浮かびけり -
522-12 滝の音は変はらず祖母と来しころと 中ちゃん 3 未貴・こひつじ・亜紀
522-13 花びらの破れかぶれの百日紅 こひつじ 2 五穀米・泥亀
522-14 明け放ち好きな人待つ百日紅 泥亀  3 越冬こあら・順之介・早香
522-15 懐かしき人家を過ぎて滝巡り 五穀米 3 未貴・泥亀・亜紀
522-16 知己が来て二階にも焚く蚊遣かな 順之介 5 中ちゃん・未貴・越冬こあら・こひつじ・亜紀
522-17 立秋のホームに二階建て車両 越冬こあら 3 五穀米・早香・流
522-18 二階より産土神へ夏の月 未貴 1 早香
522-19 二階より糸瓜の蔓と握手する -
522-20 滝見茶屋うなじ涼しき従業員 1 越冬こあら
522-21 百日紅傍から見れば良い暮し 越冬こあら 3 未貴・こひつじ・亜紀
522-22 百日紅軍用列車の線路あと 順之介 2 五穀米・流
522-23 西日差す二階の軒のてるぼうず 中ちゃん 1
522-24 百日紅疾く過ぎ去りし二十年 1 泥亀
522-25 大瀑布あらゆる周波数を呑み 未貴 1 中ちゃん
522-26 午後三時滝干上りて猫二匹 -
522-27 考ふることを忘れて滝の前 亜紀 3 五穀米・中ちゃん・早香
522-28 百日紅映ゆる医院のペールグリーン 五穀米 1
522-29 元庄屋てふ旧家なる百日紅 中ちゃん 2 泥亀・流
522-30 昨日より今日信じたし百日紅 未貴 1 泥亀
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]