第 530 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成25年11月24日
兼題:「冬日和」、「落葉」、「湯気」 ※「湯気」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
530-01 ひとり分の湯気の冷めたる根深汁 亜紀 1 順之介
530-02 鍋焼や湯気の向うの鍋奉行 -
530-03 湖面まであとひと息の落葉かな こひつじ 6 泥亀・順之介・早香・未貴・亜紀・五穀米
530-04 老いらくの恋をとぼけて冬日和 -
530-05 子規庵を尋ね当てたる落葉道 順之介 3 こひつじ・流・亜紀
530-06 はらはらと落葉の嵩や箒反る 未貴 2 流・五穀米
530-07 旅帰りポーチに積もる落ち葉かな -
530-08 愛でらるるもの犬なれば冬日和 五穀米 1 中ちゃん
530-09 息白く薬缶の湯気も同じよう -
530-10 忘れよと湯豆腐湯気をまとひたる 五穀米 2 越冬こあら・未貴
530-11 絵画館裏の落葉の溜まり場所 中ちゃん 3 早香・未貴・亜紀
530-12 冬日射す歯科医の椅子の冷たかり こひつじ 2 越冬こあら・亜紀
530-13 露天湯の湯気を冷やせる冬木立 中ちゃん 2 流・越冬こあら
530-14 底知れず落葉多かり旅愁かな -
530-15 湯気たてて産まれたる仔や冬の朝 順之介 3 中ちゃん・泥亀・こひつじ
530-16 湯気立てて朱色濃くなる中華街 未貴 2 越冬こあら・五穀米
530-17 冬日和君の歩みに歩を合はす 泥亀 2 中ちゃん・こひつじ
530-18 湯気立てやごろり一日ゴロゴロリ -
530-19 縁側に傾く日差し落葉降る 亜紀 2 泥亀・未貴
530-20 思い出すだけ思い出し落葉焚 越冬こあら 3 中ちゃん・順之介・未貴
530-21 風に舞いすり抜けていく落葉掃く -
530-22 団子なすマラソン人や冬日和 中ちゃん 2 流・五穀米
530-23 冬日和外出する気になってみる 早香 2 泥亀・順之介
530-24 よろしくね湯気の向こうの君と冬 -
530-25 心ゆくまで積もらせて落葉掃く 泥亀 2 こひつじ・早香
530-26 撥ね払ひ止めの美し冬日和 未貴 4 中ちゃん・流・亜紀・五穀米
530-27 あーんして飴玉ひとつ冬日和 亜紀 2 こひつじ・早香
530-28 湯気立てるケトルの音の冬の朝 2 泥亀・早香
530-29 冬日和下から読んでもいいふうふ 越冬こあら 1 順之介
530-30 故郷は空広々と冬日和 1 越冬こあら
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