第 532 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成25年12月22日
兼題:「冬の月」、「水鳥」、「重い」 ※「重い」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
532-01 煤払ひ書類ケースの重きこと 五穀米 4 こひつじ・クリトン・越冬こあら・亜紀
532-02 診療を終へ帰る道冬の月 -
532-03 悴むや金庫に直す貴重品 越冬こあら 1 順之介
532-04 暮れるまで横貌のまま水鳥は 未貴 3 五穀米・越冬こあら・流
532-05 湖見えて寺町急ぐ冬の月 -
532-06 水鳥の羽根をまとつて深夜勤 -
532-07 メールとも違ふ速達冬の月 未貴 2 中ちゃん・こひつじ
532-08 御ン爺の重きどてらを干しにけり 順之介 4 中ちゃん・こひつじ・五穀米・亜紀
532-09 水鳥の影黒々と更ける夜 -
532-10 寄せ鍋や一時重荷を下ろす夜 1 泥亀
532-11 南瓜入り重き荷物の届きけり こひつじ 2 順之介・未貴
532-12 ロボットの一歩重たし星冴ゆる 亜紀 2 五穀米・順之介
532-13 寒月や昔の人は皆無口 越冬こあら 1 早香
532-14 冬の月雲従へて絵画めく こひつじ 1 泥亀
532-15 身ごなしのたちまち重き炬燵かな 未貴 5 中ちゃん・こひつじ・順之介・早香・亜紀
532-16 水鳥の舞ひ返しきて潜りけり 中ちゃん 2 クリトン・未貴
532-17 水鳥や海の遠くに白き富士 -
532-18 寒月や終電去りしホームの灯 中ちゃん 4 クリトン・越冬こあら・早香・流
532-19 冬の月追つて応ふるひとのゐて -
532-20 灰色のビルの林立冬の月 亜紀 3 クリトン・早香・流
532-21 夕映えに水鳥のみな哲学者 亜紀 1 五穀米
532-22 二番目も良い事有ると冬の月 早香 1 泥亀
532-23 噛み這はぬ重い話や冬の月 -
532-24 冬の月この道通う四十年 3 中ちゃん・こひつじ・越冬こあら
532-25 十二月重い扉の開くとき 早香 1 泥亀
532-26 冬の月樹海にゆらぐ光かな -
532-27 陽のあたる岸辺に集う水鳥に -
532-28 重き荷を放り出すごと雪を掻く 中ちゃん 5 泥亀・五穀米・越冬こあら・亜紀・未貴
532-29 慎重に一歩踏み出す氷湖かな -
532-30 水鳥の跳ねつつ歩く礫泥地 こひつじ 1 未貴
532-31 水鳥のそこだけ淡く暮れ残る 泥亀 4 クリトン・早香・亜紀・流
532-32 叔父の墓水鳥浮かぶ池の側 クリトン 2 中ちゃん・流
532-33 水鳥の眼に映る昼休み 越冬こあら 2 順之介・未貴
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