第 536 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成26年2月16日
兼題:「薄氷」(うすらひ)、「公魚」(わかさぎ)、「歴」。「歴」は無期兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
536-01 恋猫の横切る歴史保存地区 未貴 5 五穀米・泥亀・屯・こひつじ・亜紀
536-02 公魚の揚がる油の軽ろき音 亜紀 3 中ちゃん・流・越冬こあら
536-03 薄氷パラパラ漫画とも違ふ -
536-04 朝刊を配りし跡が薄氷に -
536-05 春ショール証拠写真の歴然と 亜紀 3 流・越冬こあら・こひつじ
536-06 薄氷や悪事に加担いたしけり -
536-07 公魚を平らげ女子会は終わる 越冬こあら 3 流・屯・こひつじ
536-08 薄氷の下でうごめく記憶かな 泥亀 2 五穀米・未貴
536-09 歴史過ぎて赤間が関に春の雨 -
536-10 日中韓歴史問題春憂ふ 2 泥亀・こひつじ
536-11 暮れなづむ湖に公魚釣る漢 泥亀 1
536-12 薄氷の縁より水の滲みて来し 1 五穀米
536-13 歴代の住職の印出開帳 こひつじ 5 中ちゃん・流・越冬こあら・屯・亜紀
536-14 薄氷や長生きばかり残る町 越冬こあら 2 泥亀・未貴
536-15 公魚のしなやかに透く脆さかな 未貴 2 五穀米・越冬こあら
536-16 遠き日の歴史の中の迎春花 五穀米 2 中ちゃん・未貴
536-17 しろがねの躰公魚揚がりたり -
536-18 うすらひや電光板に金の文字 未貴 2 越冬こあら・亜紀
536-19 薄氷にあの日籠りて泣きしこと -
536-20 妻と酌む公魚揚ぐる炉をはさみ -
536-21 薄氷や日向来るまであと少し 2 中ちゃん・未貴
536-22 公魚を釣りたる椅子の不安定 こひつじ 3 泥亀・未貴・亜紀
536-23 老海女の背中が示す歴史かな -
536-24 受験子が歴年唱ふヨイクニと 中ちゃん 1 五穀米
536-25 穴の下に公魚遊ぶ国があり -
536-26 公魚釣る少年の背に夕茜 1 泥亀
536-27 歴代の校長窓に春の雪 越冬こあら 5 中ちゃん・流・屯・こひつじ・亜紀
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