第 546 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成26年7月6日
兼題:「夕焼」、「沙羅の花」、「濃い」 ※「濃い」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
546-01 夏帯や薄き絹地の辻が花 こひつじ 2 流・泥亀
546-02 夕焼けて結局みんな仲直り 越冬こあら 3 流・亜紀・こひつじ
546-03 沙羅の花ひとりにひとつ私小説 越冬こあら 3 亜紀・こひつじ・未貴
546-04 沙羅の花かはたれ星のきらめきて 泥亀 1 亜紀
546-05 傘たたむ上がり框や濃紫陽花 亜紀 4 五穀米・未貴・中ちゃん・越冬こあら
546-06 髪洗ふ挿頭を箱に仕舞ひけり こひつじ 3 流・泥亀・中ちゃん
546-07 裸形なき彫刻群に黒き百合 -
546-08 引き上ぐる錨鎖重たき夕焼かな 亜紀 4 流・泥亀・未貴・中ちゃん
546-09 濃淡のたがひちがひに七変化 -
546-10 だんまりを割りて染めゆく大夕焼 未貴 2 こひつじ・泥亀
546-11 鉄橋を貨車のはみ出す夕焼けて 泥亀 3 流・亜紀・こひつじ
546-12 沙羅の花の挿頭が匂う夏夜風 -
546-13 夕焼や犬に水飼ふ雨溜り 中ちゃん 2 五穀米・越冬こあら
546-14 夕焼けの水面に錆びた錨鎖垂れ -
546-15 いつになく深傷を負へり熱帯魚 未貴 1 五穀米
546-16 濃あぢさゐ毬ごとに水かがよひぬ 中ちゃん 4 亜紀・こひつじ・五穀米・未貴
546-17 闇の濃さ薄れ漁師の裸形見ゆ 2 中ちゃん・越冬こあら
546-18 框まで青苔の寺沙羅落花 -
546-19 神苑やほしいままなる濃(こ)紫陽花 泥亀 1 越冬こあら
546-20 沙羅の花雨にさらせる深傷かな 亜紀 1 未貴
546-21 一匙分濃く入れて飲む半夏生 越冬こあら 1 中ちゃん
546-22 沙羅の花真白かはたれ別れどき 未貴 1 五穀米
546-23 巻ホース不壊の意思より日日草 -
546-24 成熟と肌身の喜平レモン水 五穀米 2 泥亀・越冬こあら
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