第 553 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成26年10月12日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
553-01 桟橋の遠くなりたる帰燕かな 亜紀 1 未貴
553-02 秋冷や独りの酒に乾きもの こひつじ 2 流・亜紀
553-03 己が根に影延ばしをる藁の塚 太津治 4 中ちゃん・流・泥亀・越冬こあら
553-04 森を出て刈田広がる先の海 中ちゃん 2 流・未貴
553-05 アイドルや黄花コスモス混沌と 亜紀 1 泥亀
553-06 台風や構へ過ぎたる我なりき -
553-07 吹き渡る色なき風や里の墓 1 未貴
553-08 謝れぬ些細なケンカ蕎麦の花 こひつじ 4 流・未貴・越冬こあら・亜紀
553-09 秋鯖や嫁入り前が午前様 越冬こあら 2 中ちゃん・こひつじ
553-10 お国入り山粧ひて駒を待つ -
553-11 御嶽の纒ふ秋気や五輪塔 -
553-12 秋の暮なめらかプリン銀の匙 越冬こあら 1 泥亀
553-13 紙めくる音がときどき十三夜 未貴 5 中ちゃん・太津治・こひつじ・越冬こあら・亜紀
553-14 小刻みな音で来たりし小鳥かな -
553-15 谷深し日暮れも早き里の秋 1 泥亀
553-16 居酒屋の暖簾古びて万年青の実 亜紀 3 中ちゃん・未貴・越冬こあら
553-17 天高し禰宜の祝詞の厳かに 泥亀 1 太津治
553-18 雁に湖切られて水の焦げ臭し -
553-19 椎茸を焼く日曜の日暮れかな 4 太津治・こひつじ・越冬こあら・亜紀
553-20 柿実る今年あるじは違へども 中ちゃん 2 太津治・こひつじ
553-21 秋の朝洗って干して取り込んで 越冬こあら 1 泥亀
553-22 虫の音をついつい拾ひ朝ぼらけ 未貴 1 中ちゃん
553-23 徒然をつらつら舐める夜長人 -
553-24 ちょび髭のマスター偲ぶ温め酒 中ちゃん 4 流・太津治・こひつじ・亜紀
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