第 554 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成26年10月26日
兼題:「鳥渡る」、「敗荷」(やれはす)、「紙」。「紙」は無期兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
554-01 鳥渡るかつて湖賊の里めざし 泥亀 1 亜紀
554-02 陣痛の暫し遠のき渡り鳥 こひつじ 2 泥亀・阿部
554-03 自然薯を包み切れない新聞紙 こひつじ 3 流・太津治・中ちゃん
554-04 紙漉きて主夫の暮らしを深めたり 泥亀 4 中ちゃん・こひつじ・未貴・越冬こあら
554-05 秋の雲紙飛行機は直ぐに落ち 3 阿部・亜紀・未貴
554-06 鳥渡る朝空塞ぐ大社 太津治 1
554-07 敗荷は映りし雲と共に揺れ -
554-08 揃ひたる渡りのちから渡り鳥 -
554-09 秋雨の触れて懐紙にうさぎ透く 未貴 5 流・太津治・こひつじ・亜紀・越冬こあら
554-10 ボート小屋古びたるあり鳥渡る 2 阿部・未貴
554-11 敗荷や正直は嫌嘘つきも 越冬こあら 2 泥亀・阿部
554-12 突然の訃報に接す破れ蓮 -
554-13 破れ蓮水面に対の傷刻む 太津治 1 未貴
554-14 やや寒み一枚増やす調子紙 太津治 1 越冬こあら
554-15 参道を少し外れて破れ蓮 亜紀 1 未貴
554-16 身に入むや紙の古びし愛読書 亜紀 3 泥亀・中ちゃん・こひつじ
554-17 やや寒のコピー用紙に指切られ 越冬こあら 3 泥亀・中ちゃん・こひつじ
554-18 持ち帰りコーヒーひとつ鳥渡る 亜紀 1 越冬こあら
554-19 敗荷の一葉ごとに水宿る 泥亀 1 亜紀
554-20 通勤路逸れてゆきたし鳥渡る 阿部 1 太津治
554-21 あづま屋に居て敗荷の雨を見る 中ちゃん 1
554-22 山際にごま散らすごと渡り鳥 -
554-23 鳥渡る停戦合意守られず 越冬こあら 2 流・阿部
554-24 はやきかな夕日の窓に鳥渡る -
554-25 レシプロの空夢高く鳥渡る -
554-26 新聞紙広げ椎茸干されをり 中ちゃん 2 泥亀・太津治
554-27 敗荷や風くり返すひとところ 未貴 5 太津治・中ちゃん・こひつじ・亜紀・越冬こあら
[本サイトのテキスト・画像等の無断複製使用は禁止]