第 558 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成26年12月21日
兼題:「鴨」、「枇杷の花」、「束」 ※「束」は無季兼題

No.  俳          句 作  者 選          者
558-01 寒風を帰りきたれば枇杷の花 -
558-02 運河へと繋がる流れ浮寝鴨 未貴 2 太津治・中ちゃん
558-03 花束のぽつんと置かれ忘年会 泥亀 4 流・太津治・越冬こあら・亜紀
558-04 二階より見る裏路地の枇杷の花 中ちゃん 2 流・クリトン
558-05 あれがそう枇杷の花だと妻の言う -
558-06 大根を洗ふ束子の片減りに 未貴 3 越冬こあら・亜紀・泥亀
558-07 葱洗ひ白装束の別れ哉 -
558-08 傷もなく鴨を捕りたる名人芸 こひつじ 1 未貴
558-09 鍵束や衛視師走の闇に佇つ -
558-10 贅沢を知らぬ暮らしや枇杷の花 こひつじ 5 中ちゃん・未貴・越冬こあら・クリトン・亜紀
558-11 銃声に寄り添ふ鴨の乱れ飛ぶ 泥亀 1 クリトン
558-12 冬厨束子の音の忙しなく 太津治 2 こひつじ・泥亀
558-13 産院の窓懐かしき枇杷の花 亜紀 2 こひつじ・越冬こあら
558-14 札束を並べて独り冬の夜 越冬こあら 3 流・中ちゃん・未貴
558-15 鴨渡る指折り数えまた数え 越冬こあら 1 亜紀
558-16 あどけなき指切りげんまん枇杷の花 -
558-17 赤青の灯しの束の師走かな 2 中ちゃん・未貴
558-18 鴨の声分からぬままに床に就く クリトン 1 泥亀
558-19 枇杷の花湖への標(ひょう)となり光る -
558-20 浦沿ひの家並み平らか枇杷の花 未貴 6 流・太津治・中ちゃん・こひつじ・クリトン・亜紀
558-21 山の田や稲束に霜かかりをり -
558-22 枝の束背負ひて歩く枯野かな -
558-23 枇杷の花別れの言葉まだ知らず 越冬こあら 3 太津治・未貴・こひつじ
558-24 漕ぎ出でておのづと割れし鴨の陣 中ちゃん 1 泥亀
558-25 とりどりのチラシ束ねて冬ぬくし 亜紀 3 こひつじ・越冬こあら・泥亀
558-26 風強き路地より入りて鴨南蛮 1 太津治
558-27 つがひ鴨群れを離れて夕暮るる 亜紀 2 流・クリトン
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