第 561 回 Q L D 句 会 録

開句日:平成27年2月1日
兼題:なし

No.  俳          句 作  者 選          者
561-01 佐保姫の多感比叡の水の音 泥亀 2 流・亜紀
561-02 スナフキンのとんがり帽子春近し 亜紀 3 流・越冬こあら・未貴
561-03 薄氷や水面下とは夜動く 未貴 2 こひつじ・亜紀
561-04 風強く荒磯も波も春隣り -
561-05 確認の指差し静止日脚伸ぶ -
561-06 大寒や上手くいっても忙しい -
561-07 島からの新種みかんの甘さかな クリトン 2 中ちゃん・亜紀
561-08 無意識を意識してをり霜柱 亜紀 3 越冬こあら・こひつじ・クリトン
561-09 冬眠の栗鼠と交代したき朝 -
561-10 あっぷっぷ猫の瞳に日脚伸ぶ 太津治 2 泥亀・亜紀
561-11 暮るるころ伊勢湾の沖輝ける -
561-12 鳥どもがざわめく里の春隣り 1 越冬こあら
561-13 着ぶくれて座席定員一人減り クリトン 4 流・泥亀・こひつじ・未貴
561-14 まぎれなく白魚であり生き地獄 -
561-15 木の間越し寒の終わりの海光る 2 太津治・未貴
561-16 小さくて言はれてやつと雪の富士 中ちゃん 2 太津治・クリトン
561-17 初伊勢や五十鈴川にて手を清め クリトン 1 こひつじ
561-18 指先に込める力や鷹の空 亜紀 2 太津治・未貴
561-19 母見舞ふ列車徐行となりし雪 中ちゃん 3 太津治・越冬こあら・クリトン
561-20 窓寒し悪い知らせが届く程 -
561-21 校門へ児ら吸はれゆく寒椿 未貴 2 泥亀・亜紀
561-22 ものの芽の空に向きたる明るさよ 泥亀 2 中ちゃん・クリトン
561-23 看護婦の鼻唄変はる春隣 太津治 4 中ちゃん・流・越冬こあら・こひつじ
561-24 カリカリの目刺しが好きで酒が好き こひつじ 2 中ちゃん・太津治
561-25 先代の揮毫がぎろり寒ざらへ 太津治 2 流・未貴
561-26 茹で過ぎの春菊を胡麻和えにして こひつじ 2 中ちゃん・泥亀
561-27 歯に少し抵抗ありし水菜かな こひつじ 2 泥亀・クリトン
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